2011年5月31日火曜日

Another world

表参道でライブ。
なんとオシャレな響きだろうか。
少なくとも、私はそう思っていた。


私の友人に女優さん(というか声優さん)がいる。
その彼女が(歌の)ライブに出るという。

日曜日(5/29)の話だ。

ただお客さんの集まりがあまり良くないらしく、”もし良かったら・・・”なんていう”きやがれコール”
があったのは確か1~2週間前。

問題なのは私が方向音痴であること。
案の定、新橋駅で30分程徘徊(”東京メトロ銀座線”と覚えていた私は”銀座線”という看板を”違う”と思っていた)し
表参道の住宅街にあるライブハウスに着くまでは”歩いて5分”が”約40分の一人旅”になった。

そしてライブ。

ライブ自体は2部構成で、出演者は私の友人の他に

きこりロッカーだったり
ホ○とゲ○だけのアイドル集団のメンバーだったり
元自衛官だったり
関西から来た独自音階の歌い手さんだったり
MCがイッコーさんみたいだったり

と私が想像してたのとは”少しばかり”違うものであった。
出演者の一人がおっしゃっていたが、若干アングラなイベントだったのは確かに私も同感だ。

因みにスタート15:00、終了20:30くらい。
私はその間ずっとパイプ椅子に腰掛けていた。

私は”自分にご褒美”という観念があまり好きではないが、今日ばかりは自分自身を褒めてあげたいと思う。


帰りの東海道線で、私は窓に映る自分に話しかけた。
「みんながんばってんだ」
なぜか涙が、一粒きらり・・・。

楽しくはあったが少しほろ苦い日曜日であった。
疲労の極致にあった私が目にしたのは無論”熱海”の二文字である。

ま、いいさw

2011年5月28日土曜日

Midnight shout

どうにも収束する気配を見せない原発問題。
言った言わないとか、どうでも良いことを長々と・・・。
そしてもう一つ収束しないものがある。

マイナス報道だ。

原発の話、東電の話、政治批判に放射能に絡む福島県の問題。
”真実の報道”と言えば聞こえは良い。

実際こういった報道で真実を知ることもあるし、有用な情報だってたくさんある。
しかし、報道される情報、憶測推測も含めて信用すれば日本は既に終わってることになる。

そういう書き方をする記事が、報道がたくさんある。

一般的に言えば”報道の使命”と言えば、客観的に第三者的な目線で”現実”を伝える事。
だが、どんな現実を報道しようとも誰も見てくれなきゃ意味がないし、企業として存在できない。
そして”売れる報道”とは圧倒的にマイナスイメージのものが多い。
だからこそ目を引くタイトルで注目を惹きつけ、マイナス部分を誇張した報道をする。

より多く利益を得るためだ。

私はこのことについて何か言及しようとは思わない。
”報道される側”に対する配慮がなされた上でなら、利益を求めるのは当然だからだ。

しかし、こうも誇張されたマイナス報道ばかりが流され、”真実”や”正義”と謳う報道の裏側に
”売れるから書く、報道する”が透けて見える現状は、正直誰も幸せにはならない。

ここに、彼らのジレンマと矛盾が生じるのだ。
はっきり言えば、彼らが必死に叩いてる政府の”真実を隠す”やり方と本質的になんら変わりはない。
いや、民意を代弁していると思っている分余計にタチが悪い。

どんなに酷い状況でもプラス要因は必ず存在するものだ。

この前、何かの記事で見たが”福島を健康立国に!”と言うものがあった。
これは記者の提言であって前述した報道とは少し違うが、私は素晴らしいと思う。

福島を被爆発ガンの経過観察の場所にするのではなく、抗ガン健康の診療所へ。
”福島に住んでて良かった”と、そう言えるように。

もしフクシマを世界に向けて”原発事故に屈しなかった国”として発信できれば”被爆”のイメージ
どころか、最高の栄誉だろう。

今夏に予定されている15%の節電。しかし実際は停止していた火力発電所もフル稼働しての
目標なので長期的にはもっと必要になるかもしれない。

この件について目立つのは、日本経済に対する悪影響の記事ばかり。

確かに間違いじゃない。
しかし、これを乗り切れば、日本は名実ともに”エコ大国”として認知される。

日本の省エネ技術は間違いなく世界でもトップである。
その日本がさらに15%以上の節電を人為的技術的にマネージメントも含めた手法を確立できれば
エコが正義の世の中で得られる利益は莫大なものになるだろう。

また、米国で報道された人的被害を出さなかった新幹線への賞賛。
英国で報道された、早いところは僅か数日で復旧させた道路を始めとするインフラの復旧技術。

そして世界中で賞賛された日本人の国民性。
日本は世界でこそ評価が高い。

戦後最大の危機と言われる今の日本。
私は東電幹部の過去に興味なんてない。
無能な政治家なんて、あとで引きずり下ろせば良い。

今必要なのは悲観的になるコトじゃない。
日本を立て直す為のモチベーションであり、明日へつながる希望こそが今必要なんだと、私は思う。

それにこういう時だからこそ”ハッピーニュース”の方が”売れる”と私は思うがね。

2011年5月21日土曜日

NOE

Abnormal humanity organization

日本名”世界ヘンタイ機関”、通称AHO:アホと
呼ばれる特務機関に所属する私は、週に一度
箱根にて内燃機関を用いた横G治療が義務
付けられている。

これを実施しないと私は発作を起こす。

そして今朝も箱根上空にて空中戦。
実際のところ、今朝はガスが立ち込めていたため
所謂”エース”クラスは参戦していなかった。

よってガラガラ。車もバイクもほとんど無し。

今日のテーマは、ある一定区間におけるアベレージスピードの向上。
どれだけ、コーナースピードとストレートスピードの差が無くせるか
言い換えればどれだけ速度を殺さずに進入できるか。

シビックの時も同じようなテーマで走ってたし、車作りもそれを基本にしてたが・・・。
車の時と同様、進入で全部決まっちゃう。
一発でバンク角が決まれば気持ちよく進入できるが、角度が足りなかったりするとただ怖いだけ。

ム~・・・やはりまだまだ修行が足りませんな。

でも楽しかった!!
ちょうど霧が晴れるか晴れないかのトコで走ってたので、まるで雲の上を飛んでるかのよう。

バイクに求めるものは人それぞれだろうが、私はこの”低空飛行”している感じが好き。
雨が降る直前、ツバメが地面すれすれを飛ぶような、あんな感じ。

うん、今日も良き日であった。
・・・ここまではねw。

Stand by me

先ほど、箱根帰りに1198を預けてるバイク屋(買ったトコ)に行ってウチの娘と御対面してきたんだが・・・。

一月半経っても進展が無いのはまあ、仕方が無い。
不具合の原因が分からないのも納得してます。
世話になってるし、メカニックが足りないのも知ってるよ。
忙しいのも見てたら分かる。

でもさ、埃まみれで野ざらしになってる姿見たら・・・なんかめっちゃテンション下がっちゃった。
アレ、私のタカラモンなんですが・・・。

・・・拭いてきたけどね、自分で。

なんだか色々がっかりやわ・・・。
あの状態で直って帰ってきても、なんかすごい調子悪そう・・・。

なんでかな、涙が止まりませんよw・・・。

ヒーッマイガッ!!

なんだか礼央さんって、五反田の泌尿器科医っぽいよね。

そんなよくわからん比喩表現をされた事もある私が、今日は五反田でイタリアン。
海外からのインターン生の歓迎会の為である。

基本ミラクルゲッコーの私は、乾杯だけ少々アルコールを頂くだけで後はソフトドリンク。
が、本日は出されたシャンパンがトテモ美味しく、カパカパグラスを空け気がつきゃ視界がぐるんぐるん。

あ~・・・
あ~・・・
あ~・・・


Σ(゚д゚lll) 


気がつきゃ寝過ごし、熱海の二文字。

ナ~~~~ハハハハハハ~~~!! ヘ(゚∀゚ヘ)

・・・もうヤだ~!! ・゜゜・(/□\*)・゜゜・




これが昨夜の出来事。
おかげで今日は、ふ~らふら。


ヤバげなクスリが完全に決まったって感じw


今日の私はホントに”Mrもうだめだ”でした。

2011年5月19日木曜日

囚人とヤマアラシ

ようやくイッタリアーノから見積もりが届いた。

依頼したのはムルティストラーダ絡みのパーツ。
Paypalレートがいくらだか分かんないけど、1ユーロ=¥120で計算。

フム・・・
やっぱり国内より3~40%程度安い。
因みにムルティストラーダのフルエキが、国内では約28万円に対し20万円以下。

でもね~・・・。
欲しいのはパワーじゃなくて音。
パワーと音は比例関係だけどさ。

テルミのスリップオンも考えたが、どうやら大して効果が無いご様子。
キモになるのが腹下の消音ボックスみたいな箱らしく、それを交換しないとダメみたい。

で、考えたのが以下の3種類。

①フルエキ
②中継パイプ(消音Boxの代わり)+Ducati Performance ECU or PCV+サイレンサー
③Ducati Performance ECU or PCV+ワンオフマフラー

いずれにしても、キモになるのが消音Box。
交換しても空燃費に、大して影響が無ければ然程難しい事でもないんだが
確実に悪さを施してそうな姿形をしてくれてやがる。

そうするとなんとかしてソレを補正してあげないとイケナイ訳だが、手段としてはECU丸ごと交換か
PCVにて補正が現実的。

問題なのはECUが国内価格で13万円もすることと、PCVの範囲内で補正可能かどうかが分からない事。

本国仕様では150psが国内では105ps・・・。
勿論ECUのマッピングも全然違うだろうから、単純に配管だけで絞ってるなんて言えない訳だけど
どうもPCVの燃料補正だけでは中々難しそう。

そうすると本国仕様のECUが必要になり、コストが跳ね上がる。
するとフルエキが一番妥当な価格になっちゃう。

でも、欲しいのはパワーじゃなくて音。
スリップオンだけでそれなりになるなら、それが一番良かったんだが・・・。

元々車で峠やサーキットで走ってきた身であり、しかも好きなのはテンロクに代表されるライトウェイト車両。
アクセル開けて、おっきい車を追っかけまわすのが楽しいのですよ。
あまり、大パワー車両や大排気量車には興味が無い。

そして、結局のところアクセル開度率が高い方がストレスも無いし、結果的に速い。
それは車だけではなくバイクも一緒だと思う、私としてはね。

どれだけアクセルが開けられるか、どれだけコーナースピードを上げられるかに血道を上げてきた
だけに、パワーを上げてアクセル開度率が下がっては楽しくない。

元々高速はそんなに飛ばす方ではないし、箱根某所における今のバランスを崩したくも無い。
あの有料道路で150psも使えません、私・・・。

でも音は欲しい。

困った・・・。

しかしどうせ悩むなら、も少し色っぽい事で悩みたいもんですw。
当分これは棚上げしときましょうかね。

2011年5月15日日曜日

TOM CAT

Don't stop, Don't stop the music
Don't stop, Don't stop the music
粋なナンバー聞かせて・・・フ~フンフ~♪

思わずこんな曲を口ずさんでしまうほど
今日は良か天気ダス。

やはり朝の箱根は気持ち良い。

そしてムルティストラーダ、だ。
眼鏡かけた学級委員長みたいな優等生なのに
きゃっきゃっ言いながらぐるんぐるん。

決して速くはないが”性能を使ってる”感が
素晴らしい。
やっぱり楽しいわ~、うちのム~さん。

うん、今日も楽しかった!!
赤いのも早く帰ってこないかな。

2011年5月14日土曜日

Sunset viewing

この時間帯の箱根は情緒があって好きだ。

朝の静謐な空気も勿論好きではあるが
夕暮れ独特の物憂げな表情が我が魂を砕く。

物音一つしない静寂の中で、風の音だけが流れる。

普段の出勤時間は朝であるが今日はこの時間。
先ほど交換してもらったタイヤの皮剥きの為だ。

今回はフロントのみの交換なので、銘柄は同じ。
次の交換はリアの磨耗を見てだが4000kmも持てば良い。きっと盆前か、盆の帰省後にフロント、リア共に交換だろう。

しかし、やっぱりムルティ楽しい!!

ただ、オートレーサー宜しくイン側の脚を前に放り出さないとブーツがもたん。

ム~・・・。

ムルティでハングオン・・・、かぁ。
でも、パニア抱えてハングオンしてたら
それはそれで面白いかも。

さて、明日は早朝出勤。早めに寝ますかね。

ドコドコドンドン

数少ないムルティストラーダのマイナス点として”音”がある。
実際後ろから聞いてる分にはノーマルマフラーでもそれなりなのだが
乗ってみると”メカノイズ”の方が強い。

やっぱり”音”の重要性って高い。
”いい音”するだけで気分もりあがるもの、やっぱり。

ただ、フルエキ入れようとは思ってない。
あのハイスロ具合で150psもあるのでは、私の場合きっと持て余す。

それに私のホームコースでは今のパワーでも案外十分。
それよりアクセル開度が下がる方がストレス溜まりそうだしね。

だから、ドカティパフォーマンスのカーボンスリップオンで十分・・・かな。

で、調べてみたら国内価格は約10万。
eBAYで調べて見ると安いトコで新品:約5~6万、中古で4万くらい。

ん~・・・。

どうしようかなぁ。

音の程度も実際わかんないし・・・。
炭素繊維のドレスも買わなきゃなんないし・・・。

誰か、どんなもんか教えてくれません?

2011年5月11日水曜日

Logical thinking and scientific knowledge

何故か仮面ライダーはバイクに乗って戦う。
敢えて不利な装備で戦闘を行うなど、ヒロイズムを考慮しても全く合理性がない。

大概が一対一の戦闘ではなく、下級の戦闘員との多対一を含む多重戦闘なのだから
装備の拡充を怠っては勝機などまるでない。

原子レベルの配列変換によるトランスフォーム、つまり変身が可能なのだから
技術レベルは恐らくライダー側が上位である。
ならばわざわざ不利なバイクでオープンコンバットなど、ただの悪ふざけとしか
捉えられかねない愚行の極み。

普通に考えれば四輪車両、理想を言えば耐弾性に優れた装甲と強力な火器を装備した多輪車両が望ましい。
何故か採石場等の野外の戦闘が多い事を考えれば、無限軌道装置つまりはキャタピラ車両の方が
より望ましい。

大体にして戦略がなっていない。
相手に合わせて戦力を小出しにし、戦局を無駄に長引かせるなど愚の骨頂。
最大戦力にて即時撃滅を図る事こそ勝利の鉄則である。

先ほど論じたように、”イ~!”とか言っちゃう戦闘員など装甲車か何かで撥ねてしまえば良いのだ。
数トンの車重で時速100km程度でも、運動エネルギとしては莫大な数値になる。

それで生きていられる生物、もしくは無傷でいられるロボット三等兵など存在しない。

わざわざ不利な改造二輪車で戦闘に赴くなど、刹那的なセンチメンタリズム以外何の意味もない。
勝ち方に美学を求める行為など、愚かしい自己満足に過ぎない。

そもそも原子配列変換が可能なら原子分解が可能なはずであり、それを兵器転用してしまえば
相手が幹部であれ下級戦闘員であれ勝利はゆるぎなく、変身する必要すらないのである。

当のライダーは何故か専守防衛を遵守するが、その場合の鉄則である絶対的な兵器の保有が
なされていない。
その可能性及び実現性があるにも関わらず、である。

それを考えれば、戦隊モノは幾分理に適っている。
例え相手が一人であれ5人全員で力を行使し、短期決戦を図る。

つまり全員で袋叩きにする事を、正義の名の下に実行している。

しかも、凶悪な合体変形が可能な装甲車両まで保有しているのである。
ただし巨大変形合体ロボットによる力の行使は、度々公的及び私的建造物の破壊が伴う為
その後の補償問題並びに訴訟リスクを考えれば過度の使用は控えるべきである。

戦闘にはヒト、モノ、カネが不可欠であり、資金の枯渇は部隊の存続に関わるからだ。

また自衛隊との縄張り争い、警察官僚との政治的駆け引き、または政府関係者への交渉など
大規模戦闘を実施する場合は地道なネゴシエイションも必要である。
これらは恐らく戦隊指令が実行しているのであろう。

この程度であれば想像可能な範囲である。


このように”ただ見る”のではなく、”何故だろう”と考え、矛盾点があるなら解決策並びに代替案
を提案する事が大事なのである。

・・・とウチの甥っ子(5歳)に説明したら嫌われてしまいました。
※見てたのは最近の所謂平成ライダーです。

2011年5月8日日曜日

マルモのおきて

普段、私は殆どTVを見ない。
時間が無いってのが、一番大きな理由だが、TVは継続的に見てないと話がよく分からない。

特にドラマ。

そんな私がこの連休中に見たのが”マルモのおきて”。
なんとなく見ただけではあるが、このドラマは非常にけしからん。

ハートにきゅんきゅん突き刺さる。

ダメだって・・・そんな台詞言っちゃ・・・。
涙で脱水症状起こしちゃう・・・。
おっちゃん干からびちゃうよ。

TVでこんなにグッときたのは”小公女セーラ”以来だ。
あ、ドラえもんでもグッときたっけ。

でも、男が泣いていいのは一生の内二度だけ。
だから、また明日から強がって生きますかねw。

膝を抱えて・・・


本日は晴天、どピーカン。
本来なら箱根某所にてきゃんきゃん言ってるはずだが、今日はこの娘と店外デート。

え?

ムルティのタイヤのミゾがね、無いの。
タイヤなんだけど、タイヤじゃない部分が露出してるの。

それで、今日はこの娘とアフターっちうわけですな。
で、特に当ても無くその辺ふらふら。

え?
ええ、人生と一緒です。

それで海沿いにて一人考え事。

テーマは内緒。


ま、流行り病みたいなもんだね、きっと。
とりあえず、飲みにでも行ってみますかね。

Another stories

帰省して色んな話を聞いた。

妹夫婦のかかりつけの病院の院長さんが患者を放って廃業し京都に逃げた事。
妹夫婦が住む福島県で、震災直後の原発における水素爆発でパニックが起きた事。
そしてその時の出来事。

弟が現在バイトしている宅配便で、渋谷の松涛に大量に”水”を届けた事。

その水が被災地に届けられていたら、どれだけ助けになっただろうか。
今も必死に戦う医者がいる中で、命を救うべき医者が命を見捨てた。

震災から約2ヶ月たった今、”買占め”を行った人間が取材に答えていた。

”あの時はそういう空気だった。”
”何故、そんな事をしたかよく覚えていない”
”人が買うのを見てたら、買わなきゃって思って・・・”

私ごときが、このことについてアレコレ語ろうとは思わない。
”家族の為”と言われれば、もう二の句がつなげないからだ。

でもな、私は”あんたら”みたいになりたくない。


妹夫婦の隣人であるGReeee〇は震災以後、福島県を離れることなく歯医者として頑張っていると聞いた。
彼らの地位とか名誉を考えれば、活動場所を都内に移す事も別段不可能じゃない。
しかも、別に歯医者をしなくても十分な収入が確保できるのに、だ。

歯医者としても歌い手さんとしても彼らの功績は比類なきものだ。
しかし何よりその心意気にグッとくる。


今回、私は被災地で僅かながらお手伝いをさせていただいた。
献血もしたし、募金もした。
震災絡みのイベントにも複数参加した。
ブログで、僅かながらも状況を発信する事も出来る。
素人なのにチャリティイベントを企画した知人もいる。

そういった経験を通してひとつ思ったことがある。
最近よく見る、マスメディアを通して”~しかできない”と言う著名人が多数いる事だ。

彼らの活動を否定するつもりはない。

だが、凡人極まりない私でもやれる事はまだあると思っている。
ネームバリューもあり、地位も名誉も影響力もある彼らならその何千倍も大きなことができるだろう。

だから私は、そこに違和感を覚える。

人一人の力は小さいが、”~しかできない”なんてことはない。
そういった活動は基本ボランティアであり、どこまでやるかなんてその人次第だ。
つまりは”ハート”次第。

だから、”~しかできない”なんて言わないで。
そんな台詞、わざわざマスコミ通して言う事じゃない。
遥かに状況的に恵まれた人間が使えば、その言葉は暴言になる。


こういった状況では人の本性というか本質が出る。
図らずも今震災では色んな事が明白になった。
通常では無い時に、冷静でいる事は逆に異常なのかもしれない。

それでも私は、私がいつか子供を持った時、その子供らに話せない事はしたくない。


今回出会った東北の人々は、涙が出るほど強くて優しかった。
私も、そうありたいと思う。

そう、生きていきたい。

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約一週間で2000kmちょっと。

ありがと!ムルティ。
よく、頑張ったな。

待ってろ、すぐに直してやるからな。
いや、前以上に艶っぽくしてやる。

ほんと、よく出来た娘です。
・・・たまに癇癪起こすけどw。

ロクデナシ大将






「にゃあ」
「・・・だからメシくらい自分で出せよ!」
「・・・みゃあ」
「なんでおまえはそんなに・・・くぬくぬくぬ!ほぅら変な顔!」
「に゛ゃあ!!」
「ぎゃあ!!」

ててて・・・・(走り去る畜生)

「痛ってぇ~・・・あの野郎、思いっきり引掻きやがった。」

つつつ・・・・(様子を見て戻る畜生)

「・・・今更何しにきやがった。」
「にゃあ」

てふてふてふ・・・ぽす。(膝に乗ってくる畜生)

「ああ~!もう!可愛いな、こんちくしょう!」
「にゃ」

私の帰省はいつも傷だらけの甘い生活である。

SAKURAドロップス


今年の東北の桜はグッとくる。
毎年見慣れた光景のはずだが、その”変わらない”事がとても尊いものに思える。


今回の帰省の目的は被災した友人知人の状況確認とお手伝い。
可能ならばそのご近所さんのお手伝いもしたい。

ある程度の状況は聞いていたので、相当覚悟して被災地に入った。
そのはずだった。

だが、枯れ果てた町並みを見て愕然とした。

何にもない。

ただ、音と色の無い世界がそこにあるだけだった。
東部道路を境に何にも無くなってしまっていた。

その光景を見て、友人にかけるべき言葉を見失ってしまった。
だが、会いに行ってみると友人は元気そうに見えた。

「なんとかなるって。生きてんだし。」

片づけを手伝いながら色んな話を聞いた。
笑いながら話をしていたが、笑って聞ける話ばかりではなかった。

帰り際、片づけを手伝った近所のおばちゃんからおにぎりをもらった。

「手伝ってくれてありがとう」
「ほんと、ありがとな、来てくれて。」

帰りの東北道のSAでおにぎりをいただいた。
こんな状況でも他人を気遣ってくれる優しさに涙が出た。

私は、この味を決して忘れないだろう。

正直なところ、想像以上の状況だった。
でも、行って良かった。

機会を作ってまたサポートに行こうと思う。