2011年8月31日水曜日

100km/h番長

今私の目の前には金色のアンチクショウ、敵がいる。

チンカチンカのヒャッコイルービーである。

こいつは人を惑わす魔性の液体だ。(頂き物故捨てるわけにゆかず)
しかも頭痛、眩暈、寒気など不快な諸症状を喚起しかつロジカルシンキングを狂わせ
あまつさえそんな気なんか全くなかったなかったりするハズなのに”ま、いいか”と
最後の一線を飛び越えるK点超の大ジャンプのきっかけとなりやがる。

非常に厄介なロイター板。
簡単に言えばエキサイトバイクの大ジャンプみたいなものだ。

しかも私の場合、相性が良いのか悪いのか浸透速度が尋常ではない。
いきなりクライマックスの様相を呈する場合すら存在する。

つまり、K10で言えば”スーパーターボ”だ。

ファー!(1速)
ファー!!(2速)
ファー!!!(3速)
モ~・・・(4速)
モ~・・・(5速)

この感じが分かるだろうか。
私の酔いの速さは3速クロスどころではない。

若い頃は”飲める方がカッコ良い”と勘違いし自分の許容量も弁えず飲んだ挙句
様々な失敗を犯したりもした。

が、今は違う。
私は賢くなった。
老獪さも増した。
許容量もわきまえている。
もう、昔の私ではないのだ。

さて、今宵私は勝てるのか。
いや明日はミーティングだ、勝たねばならん。
いざ、勝負である。



2011年8月28日日曜日

夏の終わりのアバンチュール




 久方振りのDucati1198と箱根某所。
 山の上は夏も終わり、空はすっかり秋の色。

今朝の相方はなんだか嬉しそう。
弾けるように加速し、飛ぶように旋回してゆく。
嬉しくて跳ねまわってるみたい。

右も左もバンクセンサーが面白いように
削れてゆく。

なんだか今日はいつも以上にドキドキする。
これはきっと変だ・・・違う、恋だ。

2009年の初夏から私はずっとこの娘の虜だ。
今日は以前お会いしたmuraさんがGSX-Rで登場。
気がつきゃ背後からヒタヒタと。 

「初めて走りましたが、楽しいですけど怖いですね・・・」

彼はそう言ったが、初めてとは思えない走りを見せる。
やはり”土上がり”は頭のネジが少しナメている。

特に東北人はその傾向が強い。



いやあ、今日は楽しかった!!
気候も涼しくなってきたし!!
上がった直後の少し霧が晴れる感じも神秘的だったしね。

うむ、今日も良き日であった。

2011年8月21日日曜日

帰郷~なんか好き~




こういう写真何か好きなんです。
基本、写真を撮る時ファインダーを覗かないので撮れるかどうかは完全にギャンブルですけどねw

帰郷~Multistrada~








今回は暑かった・・・。

行きはとんでもない渋滞に巻き込まれるし。
鳩峰峠走ってみれば福島側でスコールに会うし・・・。

ホント死ぬかと思った。


帰りは木曜だったのだが、館林~浦和間でぬおわkm/h巡航してるのにオンボードで40℃切らないし・・・。
帰りはもちろん見かけたバイクは片手で余る。

バイクに乗り始めてびっくりしたのが、みんな意外とバイクに乗らないこと。
木曜みたいな日なら命にかかわるが、それでも年間走行距離5000km以下なんてざら。
中古も1000km以下が割と普通だったりする。
試乗車なら兎も角1000kmで売るって、なんで買ったの?って思っちゃう。

そして、機械は動かさないのが一番壊れる原因になる。

例えば色んなブログとか話聞いたりすると1~2ヶ月動かさないなんてザラ。
で、心配するのはバッテリーだったりする。

でも、私が一番怖いのはドライスタートによるシリンダー壁へのダメージ。
絶干状態じゃなくても、2~3日もすればオイルは落ちきる。
その状態でエンジンかければピストンリングとシリンダーに傷が入る可能性が高い。

全てのモノには表面粗さがある。
例えばオイル潤滑部品の表面粗さはオイルの油膜厚さに準ずる。
勿論油膜厚さはミクロンオーダーになり、その油膜厚さよりも表面粗さは小さくしなければならない。

ただし、シリンダーのようにオイルが落ちないようにわざと”加工”したりもする。
だが、オイルは重力に引かれていつかは落ちきるものだ。
タイヤにしても動かさなければ変形するし、軸受のグリスもそうだ。

エンジンなんかも20000kmでOHとかって話も聞くし。
アペックスシールでも入ってるんだろうか?

まあ、メカ的な話は兎も角機械は乗らないのが一番良くない。
もっと乗ったらイイのに・・・。

暑い寒いで心が折れるのも分かるけどねw
私も良く記憶と品性失うからw

帰郷~子にゃんこ~









ウチの実家の新しい家族。
さくら(女の子)、3ヶ月。

もう、可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛
・・・きりがない。

この娘、神経太い上に気が強い。
黒猫ヤマト(7歳)に気迫勝ちするくらい。

で、そのヤマトは拗ねてどこか行ってしまった・・・。

ま、私が帰る頃には一緒にご飯食べるくらいには仲良くなったみたいだが。
ちゃんとさくらの面倒見るんだぞ、やまと。

ワタシ、メロメロですw

帰郷~夏空~





夏も終わりですかね。
少し切ない色してます。

帰郷~磐梯吾妻スカイライン~








磐梯吾妻スカイライン。
今回の帰省の目的の一つ。

全くもって素晴らしい道。
だが、道自体は荒れており、回り込んだコーナーの為クリップも取りづらい。
レイアウトもどんつきコーナーどんつきコーナーの繰り返し。
コーナーバリエーションはそれほど多くない。

しかし、それを補って有り余るほどの景色の良さ!!

や~~素晴らしい!!
特に朝の磐梯吾妻スカイラインは最高だ!!

ここはSSよりもツアラー、特にBMWのGSがよく似合う。
真面目に攻めるより景色を見ながら適度に流し、帰りは麓の温泉で、が一番よろしいかしらね。

まだ未体験の方は是非一度御賞味あれ。


2011年8月12日金曜日

Cool JAPAN

日本のカレーを愛してやまない外国人記者

例えば私が箱根某所を愛するように
例えば私が相棒であるDucati1198STD&Multistradaを愛するように

彼は日本のカレーを愛してやまない。

大概度が過ぎる私は彼にシンパシーを覚える。
私はこういう人間が大好きだ!

因みに私の今日の夕飯は当然のようにカレーだった。
それはもちろん彼に対する敬意からだ。

しかし、超がつくほど合理主義者ばかりかと思えばこんな馬鹿げたタフガイもいるのだな。
なんか嬉しくなっちゃったw!

素晴らしいぞ!アメリカ!

2011年8月11日木曜日

それでもお前に首ったけ



「はい、おつかれ~!」

一口目
グハッ! ( ゚∀゚):∵
苦ぇ!

一口目をさらに上回る二口目

ブフーーッ! `;:゙;`;・(゚ε゚ )
苦ぇ!

そして息の根を止める三口目

ヒョーーッ! Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
苦しいッ!頭いてぇw!

最近このパターンが多いな。

「あ、その肉はちゃんと焼いたほうが良いぞ」
大丈夫だ。
死にゃしねえ。

「お前、なんで先にもやし焼くんだよ!焼きそばどうすんだよ?」
心配すんな。
昼も焼きそばだったんだ。
誰も気にしねえ。

・・・M澤、意外と細かいな。サドルだけ盗まれろ。

気が付けばH君とG氏が堕ちている。
まあ、なんだかんだで300kmぐらい走ったからな。

二人ともお疲れの様子。

その後はM澤とサシで対談。
が、何しゃべったか今ひとつ記憶が曖昧。
仕事の話とあとは”最近の若者は・・・”的な話だった気がする。

そして何故かこの後M澤とスロットルレーシングをすることに。
M澤のガキの頃のおもちゃらしい。
意外と物持ちいいのな、しょっちゅう車クワガタwにしてた割にはよ。

で、私風呂入ってもう寝たいんだけど・・・

が、この後M澤グランプリが意外な盛り上がりを見せ、気が付けばいつもの時間w。
それにしてもスロットルレーシングって良く出来てる。
原理的には・・・要は電車だ。シンプル。
これ、誰かパテント取ってるのかな?
もっと注目されてもいい技術だと思うんだが。

さて、もう寝なきゃ・・・なんて思う間もなくいつのまにか就寝。
相当マゾヒスティックな寝相で寝てしまった・・・。


明けて翌日。
太陽ギラギラドピーカン。

暑い・・・いや熱い。
てか痛い。

帰る決心が揺らぐ。

そのままグダグダに午前中を過ごす。
DIYだったりPCのセットアップだったり”どうでしょう”だったり・・・私の裸が盗撮されたりw

いっそ涼しい夕方に帰るか。
中央道使って御殿場回って箱根によって・・・なんて考えてたら空がゴロゴロ唸り始めやがった。

そこで皆一気に帰る決心をするw。
挨拶もそこそこにM澤邸を出、麓のコンビニで用事を済ますが、何故かエンジンが掛からない。

は?え?冗談でしょ?

あ!サイドスタンドか?ニュートラ?
試すがうんともすんとも言わねえでやんのw

そういや、前にもそんなことあったな。
あん時は色々ガチャガチャいじってたらかかったんだっけ。

そこでキーを抜き差ししてみたりキルスイッチカチカチしてみるがやっぱりエンジンかかりません。

~うんとこしょ、どっこいしょ。
それでもカブは抜けません。~

そこで主治医に連絡し指示を仰ぐと”迎えに行きます”とのこと。
・・・ホントすいません。ありがとうございます。

少し落ち着いたところで今回のメンツに連絡。
”動けません”と。

すぐにキクチ君から電話が。
彼とああでもないこうでもないと話をしていると、満面の笑みを浮かべて颯爽と現れたTypeM。

今度はM澤とナンダカンダと話をしていると、降ってきましたテロ豪雨。
そこでお店の方の御厚意で雨宿り。

・・・バイクがねw

私はどうでもいいんだよ!
濡らしたくないもん、うちの相方。

しっかし、雨にぬれても綺麗だ
私の相方。

美しい。

すると主治医のHさんが積車で
登場。

で、試しにとエンジンをかけてみる。

キュキュきゅ・・・
ヴォンドコドコドコ・・・

は?

M沢と二人で叫んでしまった。
「ウソ~ん!!」

最後まで付き合ってくれたM澤に
礼を言い、雨の中ドナドナw

帰りは八王子バイパス→R16
→R129のルートを通ったが
相模原に出るまでずっと土砂降り。

電話で話したキクチ君とH君も
結局二度ほどテロ豪雨に遭った
らしい。

それを考えれば雨でドロドロに
ならなかった分ある意味幸運
だったかも。

ま、こんな日もあるさねw
今回はこれがオチw


H君バイク復帰おめでと!次またどっか行きましょ!

キクチ君、次はやってやるからなw!
あと、動かなくなった時アドバイスありがと!

M澤、雨の中最後まで付き合ってくれてありがとな!
また来るよ。次は年末か?

サンクス日野店の方々。
場所を提供していただきありがとうございました!

主治医のHさん。運んでいただきありがとうございました!

それと、色々と声をかけてくださった皆さん。
黙って頷いていったw皆さん。

ありがとうございました!

さて、今週末は帰省。
Multistradaの出番。

どこ行こうかな♫

でも帰ってきたらまたすぐに箱根某所だぜ、相棒!

2011年8月10日水曜日

予感~スティクス~

今考えればイヤな予感は確かにあった。


元々は最近恒例になりつつあるM澤邸での溺死者のつどい。

M澤邸でのつどいであれば、無論ヤツがくる。
緑色のアンチクショウ、Gキクチ氏だ。

しかも今回はH君が最近バイク復帰したとかで、ならば箱根某所を走りつつ
道志→宮ケ瀬→相模湖ICから中央道に乗りM澤邸に向かうプチツーでもやろうぜ
という提案があったのが事のはじまり。

私はこの日に向けて周到にそして慎重に準備を進めてきた。
1198も帰ってきたし、パッドもタイヤも交換した。
そして表向きはただのツーという体で話を進め、実際はガチでやってやる気満々という心理戦も展開した。

だが、蓋を開けてみれば箱根某所だけ雨・・・これが最初の悪い予感だった。
その事もあり、この時点で私のスイッチは”気軽に生還”へと切り替わった。

いつもの重たい正装を脱ぎ捨て、身軽なメッシュジャケットとジェットタイプのヘルメットに変更し二人に連絡。

キクチ君との協議の結果、彼は取り敢えず海老名に向かうということになり、恐らくは既に出発した
と思われるH君の連絡を、私は自宅で待つことに。

その後連絡の取れなかったH君と協議し、とりあえず東名の鮎沢SAで待ち合わせ。
その旨キクチ君に連絡し、私は私の真紅の愛機に火を入れ集合場所へと発進した。



無事、集合できた二人と積もる話をしながら今日の予定を決めることに。

箱根が壊滅していることを考えれば、標高を考えれば絶望的ではあったが富士山周辺を軽く周遊し
M澤邸へ向かう事で一応の決定をみる。

とりあえず御殿場インターまで移動し、その後富士山スカイラインへと向ったSS御一行様。
だが、末広がりの”す”すら見せてくれないほど今日の富士山は白くご機嫌ななめ。

案の定、中腹付近で大粒の雨に会い、敢無く戦略的撤退。
これが二つ目だ。

逃げるように雨を振り切った我々はR469で富士宮に行き、富士宮焼きそばを食すことに。

ややもすると降り出しそうな富士周辺。
路面はドライだったが、案の定真っ白な霧雨の餌食になるのにそう時間はかからなかった。

今宵は”気軽に生還”のジェッペル野郎である私。
ただの霧雨が我が肌を貫く。

・・・霧雨って痛い。





富士宮焼きそば星三つ!

これで一応ツーの体裁は整えた。
後はM澤邸に行くだけだ。

走り出せば止まりたくない、止まれば動きたくなくなるのがライダーの心理ではあるが我々には
行かねばならんとこがある。

その為、中央道甲府南ICを目指し再度内燃機関を抱きかかえることに。


途中、休憩も兼ねて立ち寄った精進湖。
涼を満喫し、さて行くかとペットボトルを捨てにいくと雨がポツリ。

まずい。

最近ついぞしたことがない全力疾走で愛機に寄り添い緊急発進全速離脱。
見る見る内に路面が黒く染まる中、急いで下山。

アクセル一捻りで170psを絞り出す我が愛機は、最新鋭の機体とは言え、トラコンなんぞない
アナログ道一直線の御大将。

雨中のアクセル操作には気を遣う。

が、トンネルを抜けると雨がきれいに止んでいた。

よかったと安堵の溜息をつくが、道中遠くに見えるゲリラ豪雨を目視で確認。
一気に安心感が霧散する。

そして、中央道のSAで小休止後、さて行くかとペットボトルを捨てにいくと雨がポツリ。
先ほどとまるで同じシチュエーション・・・今日の私は疫病神かなんかか?

・・・そんな目でアタシを見ないで。アタシの所為じゃないわ!
これが三つ目のヤな感じ。

しかも少雨ではあったが、私にとっては非常に大きな壁となった。
顔にあたる雨粒が、非常に痛いのだ。

その為、まるで箱根某所のように身を伏せただひたすら先を急ぐことに。

視界は悪い、顔は痛い、おまけに辛いポジションの為至るところが強ばる。
が、甘えは許されない。

目の前には奴がいる。
遅れを取るわけにはいかんのだ。

が、健闘虚しく所々で彼の姿が消える。
この時私はリベンジを誓った。


途中コンビニ時間調整して無事M澤邸に到着。
が、こちらでも空がゴロゴロ唸ってる。

そこで、無いよりはマシとバイクに傘をさす。
結局は濡れる。気分の問題。

でも、絵的には少し笑える。

そして、宴が始まった。
それはまた後日。

2011年8月8日月曜日

涙そうそう







都内の豪雨は最早テロである。

兎に角天候に左右された今回の”M澤邸まで遠回りしようよ”ツアー。
しかも積車のお出迎えまでもがついているVIPコースw。

詳細は後日。
今宵は泣いて寝ますw。


遠く離れた日野市まで迎えに来ていただいた主治医のHさん。
それまで場所を提供していただいたサンクス日野店さん。

この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました!