2011年10月28日金曜日

Designtide TOKYO


優れた機能こそ優れたデザインを生むと信じて疑わなかった。

例えば戦闘機。
例えば鍛造ピストンだ。

見事な流線型の機体に身を捩らせ、ピストントップのカッティングに狂喜乱舞していた。
それらカッティングエッジなデザインは優れた機能を前提にして生まれた物だ。
私はそれこそデザインの意味であり、全てであると思っていた。

現在は少し考え方が違う。
優れたデザインは、それそのものが優れた機能なのだ。

例えば我が愛機Ducati1198&Multistrada1200。
カウルデザインやライトデザインが少しくらい変わっても性能に差は生じない。
だが今のデザインでなければ、私は一生バイクに乗る事は無かっただろう。
つまり、1198によって私の人生が変わる事はなかっただろうし
Multistradaによって遠くへ行く楽しさも知らぬままだったろう。

優れたデザインは人のココロを豊かにする。
優れたデザインは、きっと人を幸せにする。
ま、私はそれほど幸せではないがねw

で、Designtide TOKYO。
今週末から東京ミッドタウンで開催するデザインイベント。
知人が出展するらしく、”もし良ければ・・・”とお誘いが。

うん、行くよ。今週末時間つくって。
こういうイベントは作品見てるだけでも楽しいしね。

普段はバイク乗って峠走ってダメ人間のフリしてますが、偶にはこういう事もしますw

2011年10月16日日曜日

Dangerous sunset






夕暮れ時の箱根には雰囲気がある。
静謐な朝と甘い夕暮れ。

今朝は予想通りの雨模様故、夕暮れ時の重役出勤。
いつも通り、いや気温と路面温度は朝より状況は良好。

では、いつものように走れるかと思えばさにあらず。

夕陽が、太陽が発するレイザーが我が眼を貫くのだ。
スモークシールドとサングラスを装着していても、ビームでピヨる。

眼が〜っ!眼が〜〜っ!!

それでも、コーナーは限定されるが、アスファルトのザラッとした感触で頬が緩む。
車は少ないが、しかし朝とは状況が違う。

迷惑をかけないように、走らないと・・・。

ビーム照射ポイントもあり、朝のようには走れなかったが、それでも満足!!
秋の夕焼けも綺麗!!

そして、今日はいつものレストハウスではなく、フジビューさんで休憩。
※レストハウスは二つある。
また、火照った身体にソフトクリームの甘さと冷たさが染みること染みること!!

ん〜・・・、素晴らしい!!
人生とはこうでなくては!!

うむ、今日も楽しかった!
でもやっぱり朝がいいね。

2011年10月15日土曜日

≒Monochrome No.2









新規に実装したi-CloudとColor Splash Studio。
以前はカシオ イメージング スクエアを使っていたが、それを上回る使いやすさ。

こんな写真が2〜3分で。
素晴らしい。

しかし・・・今朝は起きたら13時。
しかも、着替えもせずソファーに突っ伏したまま、そのまま堕ちてしまった。
もう年ね。

今夜は早く寝る。
明朝は晴れるといいんだが・・・。

ダメなら夕方だ。

2011年10月14日金曜日

お!!

件のau i-phone。
どうやらauアドレスにきちんと対応するみたい♪
アドレス帳も、他社からの乗り換えも含めて移管可能とのこと。

素晴らしい♪
これでロムスカ・パロ・ウル・波平さんのように

゛読める…読めるぞ!!゛

と言えちゃうみたいです。
i-Cloud使えば自宅のMacとシームレスに繋がるし、乗り換えは確実♪

あとはタイミングだけ♪

そうそう。
i-Phoneといえば実装された音声認識パーソナルアシスタントSiri。
これ、想像以上に凄いらしく・・・。

ユーザー「愛してるよ」

Siri「他の携帯電話に同じ事言わないでね」


検索や計算、時間やスケジュール管理の他にこんな会話ができるらしくw
賢い上に少しヤキモチ焼きの秘書さんらしいですね。


因に英語のみ。


その内日本語版もアップされるだろうけど、そしたら個体ごとに個性って出せないかね?
ちょっとツンデレとかねw


普段は冷たい口調なのに、GPS情報で登録した住所(自分の家とか)が近づくと急に
口調が優しくなるとか甘えるとかねw


だったら面白いんだけど、そこまでは無理か。


普通の企業なら(特に大企業)怖くてこんな事しないだろうけど、でもこういう
遊び心がいかにもAppleっぽいねw


「もう一度言ってください」とか「意味が分かりません」よりは余程好感が持てます。
ただ・・・携帯電話に向かってブツブツ喋ってると”変な人”に思われる事は間違いないw

2011年10月11日火曜日

iPhoneとクラウドと3Gと・・・これ、破綻しない?

少し大げさに言えば、最近になって”世界が変わった”と思える瞬間が三つあった。
一つはDucatiに乗り始めた事。
二つ目はMacを使い始めた事だ。

そして三つ目はスマートフォンの存在だ。

最初の二つは”自分の世界、価値観”が変わった瞬間であり、三つ目は”世の中が変わった”
と思える瞬間だった。
※DucatiとMacに関しては今更語ってもニヤけるだけなので詳細は省いちゃう。

大雑把に言えば、スマホとガラケーの違いは二つ。
応用性もしくは拡張性とUI(ユーザーインターフェース)だ。

i-Phoneにより爆発的に広まったスマートフォンは、電話というよりも電話機能もある
高性能端末と称した方がふさわしい。
極論すれば様々なものに応用できるのである。

ナビ、ケータイ、PC、手帳、MP3プレイヤー、財布・・・
またアプリによってはラップショットや走りながらバイクのバンク角も計測できるだろう。

わざわざ専用品を買わなくてもアプリ次第ではスマートフォンで事足りる場合が
往々にして存在する。
また、それらのデータをネットワーク上で共有する事により新たな可能性も広がっている。

それらを使いやすくする為のUIはタッチスクリーンによるグラフィカルなもので
視認性、操作性に優れ直感的な操作が可能だ。(慣れは必要だが)

ブラウジングやWeb環境、もっと細かく言えばブログのアップやネットサーフィン
そして動画など、感覚的にはPCを外に持ち出しているようなものだ。

そして外に持ち出した事により、飽くまで私見だが、それによってPCでは
”リアルとバーチャル”をつなぐ感覚だったのが、スマートフォンでは
”リアルとリアル”をつなぐ感覚に変わったのである。
(ただしこれはSNSの普及と発展もある)

”シェア”と”つなぐ”をキーワードに、手のひら大の携帯端末を通して世界中の様々な
情報が、外出先や旅先でも手軽に入手可能なのだ。

ここにAR技術が加われば”子供の頃思い描いた未来”も決して
不可能ではないと、そう思えるのだ。

では、未来はバラ色かと言えば決してそうでは無い。
無論問題もある。

現在3G回線(第3世代の携帯電話ネットワーク)が逼迫しつつあり一部では
通信料金が定額制から従量制になるのでは、と一部噂されている。

いや、噂ではなく米国では既に実施されている。

クラウドサービス(iCloudとか)が本格化しつつある中、端末とサーバーの間で頻繁に
データのやり取りを行うクラウドでは、更なるデータ通信量の増大が予想されるが
これに対し従量制では毎月の通信料が馬鹿みたいに跳ね上がる。
(通信によっては数〜数十万円)

モバイルルーターを持ち歩いたとしても、携帯端末とルーターの通信がwifiになるだけで
ルーターとネットの接続は3G回線を利用している。(今のところ)

その場合、3G回線をダイレクトに繋いでいる場合の方が、ルーターを間に挟まない分
回線速度は速くなる。

3G回線の逼迫が問題であれば、これらも必然的に従量制になってしまう可能性がある。

無論、公衆無線LAN(wifiスポット)もあるが、これはまだ場所が
限られてしまうのが現状だ。
※都内なら兎も角、地方では格段に制限される

実際のところ、動画や画像をどれくらい見たらどれくらいの通信量になる、なんて事は
一概には言えないが、現在のような状況で従量制に移行した場合、かつてそうであった
ように”今どれくらいかな?”といちいち気にしながら通信する羽目になる。

これではユーザーは”ワクワク”しないだろう。

因に米国AT&T(USキャリアのひとつ)では一月2GBまで$20程度。
これで殆どのユーザーが事足りるとの事説明だが、これは携帯端末における
クラウドサービスが本格的になる前の話である。

クラウドが主流になればデータを持ち歩く必要がなくなる為、ケータイ端末は更なる
軽薄短小化できる。デザインの自由度も増え、益々魅力的になるだろう。

つまりスマートフォンが益々その価値と地位を高めていくのは想像に難くない。
今のところ、未来はスマートフォンと共にある。

私が懸念するのは、料金体系によるクラウド化もしくは端末進化の阻害だ。
どんなに便利でも使う人がいなければ”絵に描いた餅”だからね。

勿論ヘビーユーザーによる回線逼迫が問題になるならば、料金体系で牽制する
理屈は理解できる。

だが、それを理由にわけのわからん料金体系(従量制の事ではなくさらに複雑怪奇な料金制度のこと)に移行するのは、様々な意味で救いが無い。

高機能端末とクラウドによる恩恵は、うまく使えば今より人生や生活をもっと便利に
そして楽しくしてくれる。

願わくば通信のマナーやモラルも含めて”ワクワク”できるデジタルライフの提供を
次世代通信の研究を各社には期待したい。

それにしても今夏の節電みたいな話になってきたな。
その内”回線の混雑予報”なんてのも出てくるかもね。

2011年10月9日日曜日

iPhone4Sとauとソフトバンクと

Macユーザーになって幾星霜。
※実際は数週間

しかも、このタイミングでauからi-Phoneが。
※私はauユーザー

これも何かの縁かと思い色々調べてみると・・・
まず、auアドレスに対応するかどうか未だ未定との事。

これは大問題。
初期のXperiaあたりから使ってるユーザーなら既にGmailのみの環境になってるだろうが
その他のユーザーは未だキャリアアドレスがメインだろう。

特にau。

昨年末に発売されたIS03、続くISシリーズも好評と聞く。
人気の秘密の一つには日本独特のサービスに対応した事が挙げられる。
ISシリーズに流れたauユーザーあたりは、今までのアドレスも使えるってのが
変更を決意させた理由の一つだろう。

少なくとも私はそうだ。
つまりauアドレスに対応しない場合、Gmailアドレスが無いユーザーは環境づくり
から始めなくてはならない。
※”アドレス変わりました”っていいふらすアレね。

それとタイミングが若干微妙。
IS03の発売が昨年末。

契約上は2年縛り。
つまりあと1年残ってる。

機器代を分割にしている場合、残りをまとめて払うかi-Phoneの代金に
乗せるかのどちらかになる。

つまり、実質0円の効果が相殺される。

現在i-Phoneを使用しているソフトバンクユーザーなら環境づくりが既に済んでいる為
ソフトバンクでもauでもそう違いはない。
インフラ環境を期待してauに乗り換えるのもアリだろう。
しかもソフトバンクは現在残ってる機材代(i-Phone4とか)は免除。

だがauユーザーの場合、色々メンドイかも。
そういや友人のi-Phoneユーザーはソフトバンクアドレスだったが・・・。

実はもう半分以上乗り換えるつもりだったが、少し静観することにする。
ただの機種変だとあまりメリットがないからだ。

そう考えるとauは意外と苦戦するかも・・・。
しかも”今のi-Phone”ユーザーのマスの取り合いにしかならない気がする。

Androidも十分充実してるしね。

ま、今はauアドレスに対応しなくてもその内アップデートするだろうけど
だったら今じゃなくていいよね。

なんか、意外とダメっぽいぞ、au!!
種類だけ揃えたって、ユーザーはついていきません。

エスノグラフィというか、ユーザー中心のサービス設計をしないと一気に陳腐化する。
その商品でユーザーに何を提供するのか、何を体験させたいのか
もっと言えばどうワクワクさせるかを環境づくりも含めて考えないと・・・ダメですよ。

なんだかこの状況って今の”没個性化”した自動車と似てる。
キャリアはメール環境もあるから簡単には変えられないが、逆に言えばそれだけ。
アドレス変わんなきゃどこでもいいもの、キャリアなんて。

選ぶ基準は機材だけ・・・。

今の車だってそうでしょ?
メーカーなんてどこでもいいもの。
殆どのユーザーにとって大事なのは燃費だけ。

なんだか・・・不毛だわ。

売れれば良い、だけではダメですよ。
頭の悪さを宣伝しているだけです。

頭の悪い(わはは)私が言うと滑稽ですけどねw

2011年10月4日火曜日

世界で一番君が好き!

Macを使い始めて二週間。
非常に感心した事がある。

性能や使いやすさも確かに感動を覚えたが、何より製品に対する思想に感激した。

”売って終わり”の機材ビジネスから脱却できない企業が多い中、Appleの場合は
手に入れた時からが始まりなのだ。

他のメーカーに比べれば圧倒的に薄い説明書。
そこに書いてあるのはマニアックなスペックの羅列でもなければ
よくわからん技術用語のhow toでもない。

”Macのある生活”と銘打たれた”どう楽しむか”の提案なのだ。
そして表紙を開くとまず目に飛び込んでくるのはこの一文。

”このiMacはあなたの為に生まれました”

これは単純に嬉しかった。
思わずリンドバーグを全力で熱唱したくなる程のテンションハイパーMAXである。
Apple製品に囲まれて暮らすAppleファンが死ぬ程いるのも理解できる。

これと同じようなコンセプトで”環境造り”をしようとしているグローバル企業がある。

Nikonだ。

写真のシェアをはじめ、
GPS情報を共有し過去にその場所で自分や他の誰かが撮った写真がビューワーで見れたり
位置情報を共有する事により”もっと前に進んだ方が良い写真が撮れるよ”
”望遠レンズを使った方が綺麗に撮れるよ”等のアドバイスを提供したり
ネットとクラウドを使ってユーザーに様々な情報を提供しようとしている。

これは言ってみればNikon版のiTunesになりうる可能性がある。

自社製品を効果的にしかもダイレクトに実演を踏まえてPRすることができるし
写真にまつわる情報をシェアできれば
”こんな所に行ってみたい”
”こんな写真を撮ってみたい”
とユーザーに思わせる事ができる。

つまりカメラに対する興味やモチベーションを高く維持できるし、何よりメーカー側が
”新たな経験”や”新たな価値観”をユーザーに提供できるのだ。

簡単に言えばメーカー側が自社製品を通じて”ワクワク感”を提案、提供できるのである。
これができる企業は強い。

今のAppleを見れば、そして実際に触れてみればその理由は自ずとわかるだろう。

ブランド力とは得てしてそういう所から生まれてくる。
そして技術とは人に役に立つべきであるし、人生を豊かにすることに
使われるべきだと私は思う。

ミラーレス一眼だけではなく、Nikonの環境づくりにも期待したいね。


2011年10月3日月曜日

ビバリとルイ

朝起きてみるとどよどよ。
無論箱根は10℃前後のシベリアチックな曇り空。

・・・。

なんとなく嫌なイメージがわき上がってくるので今日は欠勤。
で、ベランダに出てまあるい紫煙をひとつ。

ふと見るとこの前の台風で一部損壊したベランダの壁が目に入る。

うちのベランダは偽ウッドデッキであるが、広さだけはいっちょまえ。
これで海が見えればぐうの音も出やしないのだが、見えるのは一号棟の壁という
けしからん立地条件である。

そのベランダの、両側にある壁の片方が風で倒壊してしまった。
元々木製の格子状の壁なのだが、どうやら大分痛んだところに応力が集中したらしく
見るも無惨に木っ端みじん。

おかげで隣に住むイケメンサーファー(引っ越しそばの代わりにスーパードライを
持ってきた件の彼)とツーツーの仲になってしまった。

最近彼とはよくしゃべる。
生活時間が似てるのか、よく駐車場(こちらも隣り合わせ)で見かけるのだ。

そして彼も伊豆が大好き。
彼の場合はサーフィンの為によく下田辺りに行くそうだ。
そんな話で盛り上がるのが最近の土曜の午後の日課となっている。
(彼は朝早く伊豆に行き渋滞を避ける為昼過ぎくらいに帰ってくる。
私も大体それぐらいの時間に箱根から帰還してくるのである。)

そしたらベランダまでも風通しの良い状況になってしまった。

今その彼からサーフィンのお誘いがきてる。
ボードがひとつ余ってるから、とのことだが・・・どうすっかな。

サーファーに対するイメージは良きにせよ悪きにせよ人それぞれあるだろうが
人生を楽しんでる感じが、私には好感が持てる。

そういや、陸地から海を見るなんて日常だが、海から陸地を見るなんて今までない経験。

どんな景色かな?

そんな事を考えてたら、ふとサーフボードの先端にカメラつけたら面白い映像が撮れるかな
なんて思い、ちょっと調べてみることに。

そうするとオンボードカメラとして結構売ってる。
サーフィンだけではなく、スノーボードやバイク、車の
オンボード映像用のカメラとしてだ。
(ヘルメットにつけたり外装に取り付けられたりする)

しかもHD撮影ができたりカメラとしても結構ご立派な性能。
値段は4万前後。

Made in USA(中身は中国製かもしれないが)

やっぱりアメリカはこういうのを作らせたら、というか
こういう企画、考えに至るのがすごい。

日本でも売れそうだけど、こういうオンボードカメラ。
オンボードカメラで撮ったバイクや車の映像に音楽つけてPVみたいなの作ったら面白そう。

こんな事考えて今日は流れてゆきました。


しかし・・・
天気の良い土曜の午後に上半身裸で男同士でニコニコキャッキャッとお話ししていると
また出そうだよ、ホ○疑惑。

私、前科がある(過去に何度かそんな疑惑が出た)ので、気をつけないとイケませんねw

2011年10月1日土曜日

Autumn wind





昨夜のアルコールが効いているのか、今朝はどうにも身体が重い。
それでもきちんと6時に起床。

最近は随分朝晩冷え込むようになった。
路面温度を考えれば、もう何度も上がれまい。
今朝のようなコンディションは貴重なのだ。

いつものように一つ一つ確かめるように、一つずつコーナーをクリアする。
一本目は路面状況の確認。
2本目3本目で身体を解し、やがてアスファルトのざらっとした感触を感じる頃には
いつものように顔が少しニヤけだす。

約2年で20000km。
その8〜9割が箱根某所での走行によるものだ。

それでも全く飽きない。寧ろ走り足りないとさえ思う。

極論すると車の操作は全て電気信号に置き換えられる。
ブレーキ、アクセル、ハンドル操作・・・
細かく計測すれば、足の親指での繊細なアクセル操作さえ電気信号で数値化できる。

高度にby-wire化された車なら、プログラムさえ組み込めばプロレーサーの走りをコピー
することも、そう難しいことではない。
サーキットのような限定されたクローズドコースなら
無人で走らせることは決して難しい事ではない。
ただし、まわりの環境が変化しないことと車体側の状態が変化しない間の短い時間
という注釈がつくが・・・

しかし、バイクはそうはいかない。
走らせる為には人間が積極的にアクションを行う必要があるからだ。

身体をずらし車体を寝かし込む。
バンク角も膝で決めるし、バイクを起こすのにもアクションが必要だ。
そもそも、人間が介在しなければ直立を保つ事さえできないのだ。

つまり、バイクの場合は何をするにせよ人間が支配的となる。

21世紀にも関わらずなんとアナログな乗り物か。
だが、そういった事がバイクの楽しさの要因の一つなんだと思う。

思い通りにコーナーを制した時のあの感覚は、一度味わうと麻薬のように
身体と精神を蝕む。
難しくもある故、それは余計に達成感を覚えるのだ。

そして風を感じて走る事。

バイクは楽しい。
でも、バイクなら何でもいい訳じゃない。
私は自分の自慢の相棒と走りたいのだ。

Ducati1198と箱根某所。
あとは抜けるような青空。

うん、今日も一日楽しかった!
明日も早起きしなきゃね。