2011年5月11日水曜日

Logical thinking and scientific knowledge

何故か仮面ライダーはバイクに乗って戦う。
敢えて不利な装備で戦闘を行うなど、ヒロイズムを考慮しても全く合理性がない。

大概が一対一の戦闘ではなく、下級の戦闘員との多対一を含む多重戦闘なのだから
装備の拡充を怠っては勝機などまるでない。

原子レベルの配列変換によるトランスフォーム、つまり変身が可能なのだから
技術レベルは恐らくライダー側が上位である。
ならばわざわざ不利なバイクでオープンコンバットなど、ただの悪ふざけとしか
捉えられかねない愚行の極み。

普通に考えれば四輪車両、理想を言えば耐弾性に優れた装甲と強力な火器を装備した多輪車両が望ましい。
何故か採石場等の野外の戦闘が多い事を考えれば、無限軌道装置つまりはキャタピラ車両の方が
より望ましい。

大体にして戦略がなっていない。
相手に合わせて戦力を小出しにし、戦局を無駄に長引かせるなど愚の骨頂。
最大戦力にて即時撃滅を図る事こそ勝利の鉄則である。

先ほど論じたように、”イ~!”とか言っちゃう戦闘員など装甲車か何かで撥ねてしまえば良いのだ。
数トンの車重で時速100km程度でも、運動エネルギとしては莫大な数値になる。

それで生きていられる生物、もしくは無傷でいられるロボット三等兵など存在しない。

わざわざ不利な改造二輪車で戦闘に赴くなど、刹那的なセンチメンタリズム以外何の意味もない。
勝ち方に美学を求める行為など、愚かしい自己満足に過ぎない。

そもそも原子配列変換が可能なら原子分解が可能なはずであり、それを兵器転用してしまえば
相手が幹部であれ下級戦闘員であれ勝利はゆるぎなく、変身する必要すらないのである。

当のライダーは何故か専守防衛を遵守するが、その場合の鉄則である絶対的な兵器の保有が
なされていない。
その可能性及び実現性があるにも関わらず、である。

それを考えれば、戦隊モノは幾分理に適っている。
例え相手が一人であれ5人全員で力を行使し、短期決戦を図る。

つまり全員で袋叩きにする事を、正義の名の下に実行している。

しかも、凶悪な合体変形が可能な装甲車両まで保有しているのである。
ただし巨大変形合体ロボットによる力の行使は、度々公的及び私的建造物の破壊が伴う為
その後の補償問題並びに訴訟リスクを考えれば過度の使用は控えるべきである。

戦闘にはヒト、モノ、カネが不可欠であり、資金の枯渇は部隊の存続に関わるからだ。

また自衛隊との縄張り争い、警察官僚との政治的駆け引き、または政府関係者への交渉など
大規模戦闘を実施する場合は地道なネゴシエイションも必要である。
これらは恐らく戦隊指令が実行しているのであろう。

この程度であれば想像可能な範囲である。


このように”ただ見る”のではなく、”何故だろう”と考え、矛盾点があるなら解決策並びに代替案
を提案する事が大事なのである。

・・・とウチの甥っ子(5歳)に説明したら嫌われてしまいました。
※見てたのは最近の所謂平成ライダーです。

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