2011年6月2日木曜日

一寸一杯

なんとなく帰りたくなくて、夜の街をふらふら。
そこで”行きつけの店”へ行くことに。

これから一生酒なんぞ飲まなくても一向にかまわないぐらいド下戸の私。
しかし、この店は例外。

国道を見渡せる席に陣取り、軽く一杯。
火照った体に、染み渡る清涼感が気持ちいい。

ギネスにも似たこれは、”甘め”だがコクがあり、そしてどこか懐かしい。
”ビン”で出されれば、どこか郷愁を誘う水彩画のような佇まい。

うん、美味し♫
毎日飲みたいと思うほどではないが、偶に思い出したように飲みたくなるから不思議なものだ。

「おまたせしましたぁ~♫」

一緒にお願いしていたメインディッシュは、溶けたチーズが艶っぽい。
香ばしい匂いが、我が魂を揺さぶる。

ん~・・・。
ディナーとしてはささやかではあるが、食に興味のない私には十分。

それにしても、この店の店員さんは教育が行き届いている。
バイトであれ、社員であれお金を貰っていれば責任が生じるわけだが、それを実践しているのが見て取れる。

それを理解できない人間も偶にいるだろうが、そんな人間は結局消えてゆく。

ま、そんな話はどうでも良い。
このお店、店員さんの制服姿が可愛らしいのだw

それだけじゃない。
なんと”スマイル¥0”なのである。

しかも、メニューにちゃんと書いてるところが素晴らしい。

ただ欠点もある。
余計なものまで勧めてくるのだ。

「一緒に~もいかがですか?」

”創られたものだ”と分かってはいるが、その言葉は笑顔と共に、我が魂を砕く。
マーケティングとしては、非常に高度な戦略と言える。
だがそれでも、”要りません”なんて言葉は慎むべきだ。
それが大人の嗜み、余裕というものだ。

それに、女の我儘はアクセサリーみたいなものさ(ルパン調)


「ありがとうございました~!」

さて、と。
帰らなきゃね。

”帰りたくない”のは変わらずだが、そう思える程度には事態は好転した。

そして、ワンコインでここまで話が膨らめば、投資回収としては十分な費用対効果だw

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