2014年8月10日日曜日

痛ましくも輝かしい時代









世の中は夏休みらしいが、僕には通じない。

最近恒例になりつつあるM澤邸での定例ミーティング。
今回は、嫁が子供連れて実家に帰ってしまったM澤と、最近何かとちょっかい出してくる
Gキクチ氏と、実はちょっとスランプ気味の僕。

話す内容は日本を取り巻く環境の話や国際情勢、イスラエルやウクライナにアベノミクス。

・・・なわけがない。

僕らが熱く語るのはいつだって、かつてどこかのファミレスで、コンビニで
そして峠で語った事のその先の延長線。

多分僕らが一番バカやってた時代の事。
そんな中、M澤が見せてくれたそんな時代の記録。

やっぱり僕らはバカだった。
若いだけでなんにもわかっちゃいなかった。

程度も頭も低かったけど、けどどんな写真にも必ず車が映ってた。
ホント、僕らは車が好きだったんだ。

僕らの青春は、本当に車だったんだ。

そして僕らは年をとった。
守るものも増えて、小利口になって、どこかで”やらない理由”を考えて
”もうそんな時代じゃないよね”と笑うようになった。

周りの環境や仲間内の事情も変わり、今はもうあの当時のテンションで走る事は出来ない
かもしれないけれど、それでもまだ僕は走ってる。

それは楽しかった10年があるから。
それが僕の原点なんだ。

年を重ねれば走りに対するスタンスは変わるかもしれないけれど
求めているのはあのときと同じ、あの熱狂。

ラップタイムが何秒縮まったとか、目に見える健全なものじゃなくて
ただ”あいつに負けたくねえ”っていう極めて不条理なただのエゴ。

何をするにしてもまずは峠に集まっては走ってたあの時代。

今や僕の車は随分立派になり、あの頃分からなかった事も随分分かるようになった。
でも、程度も頭も低かったあの時代にはきっと敵わない。

僕らはホント良い時代を過ごしたんだと思う。
だからこそ僕は”今も楽しい”って言いたいんだ。

今回、本当の意味でそれを確認できたのが嬉しかったな。
そしてそれが今でも続いてる。

たまに悔しくて寝れなくなる事もあるけれどw、概ね楽しい人生だと実感したこの週末でした。

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