何だか今日は妙にテールハッピーだな。
路面温度が低いとは言え、タイヤは暖まっている筈だが・・・。
・・・そうか。
先週、タイヤの空気圧を上げたのが原因か。
0.1程度のハズだが、それでもこうも変わるか。
切れ味は日本刀のそれだが、芯はほんの僅かだな。
そんな事を考えながら流していると、32Rとすれ違う。
どうも、さっきのSとポルシェと友達になりに行ったらしい。
彼の笑顔が手に取るように分かる。
僕は自分のルーチンを終え、S15の彼と談笑する。
すると思いの外早く32Rが帰ってきた。
”いやあ、シート折れちゃったよ(笑)”
その場に居た誰もがその言葉の意味が分からなかった。
シートを倒したり移動したりは誰もがする事だが、”折った”なんて話は聞いた事がない。
彼の真意を確かめるべく、全員で32Rの運転席を覗き込む。
するとシートとシートレールを繋いでいる金属の部分が確かに折れている。
場所はリア側の内側だ。
正確には溶接が剥がれた、と言うべきか。
・・・このシートは確か純正だった筈。
メーカーが予算をかけて何度も試験を繰り返し、しかもいくらかの安全率をとって設計した
”丈夫な”シートのハズだ。
だが、確かに折れている。
呆れ返る一同を前に、彼は言った。
”いやあ、死ぬかと思ったよ。で、何とかならない?”
暫く惚けていたS15の彼が応急処置を施す。
それを確認しに行った彼は、走り終えた後こう言った。
”いやあ、良いねこのシート!これで走れるよ(笑)”
実際、彼はその後”本気ではない”とは言え、僕らを従え何往復かしてみせた。
しかも、今朝は高速コーナー部分に砂利が出ており、危ないからと処理に行った
僕とS15の人を尻目に、何台かの外車と遊び呆けていた。
こうして彼は満足して帰って行った。
箱根某所とは、こういう”ヘンタイの上位種”が群れで存在するつまりはワンダーランドである。
因にポルシェとSとは分かり合えなかったそうだ。
さて、来週は晴れるだろうか。
それにしても295サイズを履いたS15は流石に速いな。
得意の区間であそこまで追いつめられるとは思わなかった。
ま、その内僕も何か仕込みますかね。

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