2015年9月20日日曜日

ひとつの理想型




綺麗な弧を描き、往路の下りセクションを駆け下りるNCロードスターを目の当たりにし
僕はその走りに見蕩れていた。

同時に”敵わない”とも。

それは単純な速さの話ではない。
ひとつひとつのコーナリングやツナギの部分の巧さだけではなく、コース全体でのマネージメントの上質さ。

普段の僕らの走りを”ロック”とするなら、この人のそれは”ジャズ”だ。
僕は多分、この人の”リズム”にやられたのだ。

正直な所、Sのタイヤはフェデラルで相手のタイヤはワンランク上のものだ。
だが、僕がそのタイヤを履いたところで、これほどの”厚み”のある走りは出来ないだろう

・・・今の所は。

一体どれほど走り込めばこれほどの余裕が生まれるのだろうか。
僕でも走り込めばこれほどの走りが出来るようになるのだろうか。

恐らくラップタイムにしたら殆ど変わらないだろう。
事実、往路も復路も殆ど差もなく走り終えた。
だがそういうスペックで決まってしまうようなものではなくて、例えばフィギュアスケート
のように”芸術点”みたいなのがあったとしたら、僕は足下にも及ばない。

・・・なんだかこの”感覚”は久しぶり。
最近の僕は随分”調子に乗っていたのだ”と思い知らされた・・・気がする。

それともうひとつ。
この時僕の後ろには一台のバイクが走っていた。
まさかこのペースでついてこられるとは思ってもみなかった。
この領域で走れる二輪屋を僕は他に一人しか知らない

今朝はこの三台で走ったのだが、色々と思い知らされてしまった。
たが、とても気持ちの良い時間を共有できた気がする。

走りもそうだが、観光に来てる方々に対する配慮やマナーの遵守といった”当たり前の事”を
当たり前にでき、それを含めた”リズムの合うあの感覚”を持ち得て走れた事。

これほど面白い事はないと断言できる。

やはり箱根某所は面白い。
”いつかはこうなりたい”と思える人と走れた今朝は十分に満足でした。

しっかし、フロントタイヤどうすっかね?
もうミゾが無いんだが。

・・・S15の人、タイヤ余ってないかなw

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2 件のコメント:

  1. コメントアリガトです!!

    何かどっかのドラマのマスターみたいな台詞ですねw
    今度宜しくです!!

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