Abnormal Humanity Organization
日本名世界ヘンタイ機関、通称AHO:アホと呼ばれる特務機関に私は所属している。
ここで改めてAHOについて説明しよう。
日本では差別的に使われている”ヘンタイ”という言葉だが
世界では”ある能力が突出している”個人を指す場合に使うのが一般的であり
グローバルスタンダードになっている。
イノベーションという言葉が市民権を得たように、昨今、世界は変革の最中にあり
そのような時代では”尖った能力”を持つ人間が、より必要とされる。
だが、ある能力に秀でた人間は、平均的な人間が持つ至極当たり前の能力、要素が著しく
欠落している場合が在る。
結果、上手く社会に溶け込めず孤独を強める結果となり、才能を開花させる事無く
排除されてしまう場合が多々在った。
そこで国連は、当時バチカンに本部を置いていたAHOの前身である”社会復帰不能者対策機構”
に試験的に”度を超した上級のヘンタイ”共を集め、コミュニティに対応できるよう
教育を施し、また外界からの謂れの無い批判から彼らを守り無用の摩擦、衝突を避ける
為の組織を作った。
それが”AHO”である。
だが、元々何かを強制される事を極端に嫌う彼らは、基礎教育の過程で疲弊し始め
対人能力の獲得と共に元々持っていた”尖った能力”を欠落し始めた。
その為、彼らが持つ”尖った部分”を維持させる為に導入されたのが”箱根プログラム”である。
つまり、今朝私が参加した所謂”早朝鍛錬”だ。
余談だが、このプログラムは一般人との無用な接触、摩擦を避ける為早朝のある時間だけ
行われる、”ある程度閉鎖された”場所で行われる時限プログラムである。
(民明書房刊'The悪党'より抜粋)
※私のブログは真面目に見ると頭が悪くなります。
こういった経緯を持つ組織故、また同じような経歴を持つ人間の言わば互助組織である
AHOは自然と仲間意識が非常に強くなる。
つまり、今先頭を走るGT−RのルームミラーにS2000のヘッドライトは映らないであろう
距離まで詰めて私が走っているのは、彼に何かあった時にすぐに駆けつけられるようにと
配慮した結果故である。
後ろに控えるGキクチ氏も含めると、3台連なって”ピタピタ”で走っているのは決して
”相手に精神的ダメージを与えて悦に入る”大人の遊びをしているわけではない。
勿論前回の腹いせでもない。
だが、Gキクチ氏も含めニヤ(・∀・)ニヤしながら走っていたであろう事は否定しない。
思いの外楽しい現地テストになったのではないだろうか。
10時を過ぎれば馬鹿げた時間も終わり、箱根某所にも日常が戻る。
あとはゆっくり帰るだけ、のハズだったのだが気がつけば11時を過ぎている。
この他愛のない会話も、悪意に満ちた挑発合戦(笑)も箱根某所の魅力の一つ。
うむ、今朝も楽しかった。
ただ、フロントローターが本格的に音を上げ始めたのでなんとかしないとイカン。
来週までになんとかしないと今度は私が無事に帰れない。
エンドレスさん、早めに送ってもらえませんかね?
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