今の30代は失われた世代、ロストジェネレーションと言われているそうだ。
頑張れば報われた高度成長期は溶けて消え、膨れたバブルは弾けそれを謳歌した上の世代
を羨ましく思うだけで、氷河期と言われた就職戦争を潜り抜けても
待っているのは彼等が残した負債の後始末。
下の世代とのギャップに日々悩み、任されるのは泥舟の舵取りと、そして責任。
言われるがままのレールを走れば、待っているのはリストラと非正規の成れの果て。
詰め込みと暗記で勝ち取った世界は既に崩壊し、日々変わりゆく世界の中で
求められるのは、聞いた事も習った事も無いイノベーション。
あらゆる情報と人がネットに繋がるこれからの世界で、企業も起業も主役は一つ下の世代。
解答の無い世界で辺りを見回せば同世代は死屍累々虫の息。
こんな風に語られるこの世代は、つまり、何も持ってない世代、割に合わない世代なんだそうだ。
でも、オレ達の時代にはGTーRがあった。
NSXもスープラもZも、シビックもシルビアもランエボもインプレッサもあった。
そして峠があった。
いつも本気で走ってた。
本気で笑って悔しがって泣いて笑って人生を懸けて走ってた。
熱くなってた20代のその時に、オレ達の傍にはそんな車があったんだ。
オレ達今の30代はロストジェネレーションなんだってさ。
オレ達が失ったものってなんだ?
それはきっと”ツマンネエ大人になる為のイイワケ”なんだろう。
山道を上がる時の、胸騒ぐあの感じ。
走り終えた後の、晴れやかなあの感じ。
いくつになってもそれを感じるオレ達はどの世代よりも幸せだ。
なあ?キクチ君。
追伸
気を使ってくれた管理事務所の方々。
色々教えてくれたレストハウスの方々。
アドバイスして頂いた馴染みのバイク屋さんの方々。
ありがとやんした!!

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