It has only just begun

 大概この時期の箱根某所は”初戦”に相当するが、冬の間に堕落しきった自分の身体
に絶望しセンスの無さに打ち拉がれ主に泣いてしまったりするのが常である。

が、今年はどうしたことかそれほど酷くない。
無論身体の動きは重いし、絶好調にはほど遠い。
事故の影響で相変わらず右は開けきれていないし、上半身に力も入っている。

それでも、何故か飛ぶように進む。
荷重をかけれないと思い、抜いていたフロントプリロードを慌てて戻す程だ。

何かが起きた時、その理由と原因を追求するのが理系人のサガ。
だが、考えながら走る事に価値は無い。
走りながら考えるとは違うのだ。

それに、今この瞬間を楽しまなくては。
頭で考えていては、楽しいモノも楽しめない。
理由は後で考えれば良いのだ。
修正する箇所は今後徐々に追い込んでいけば良い。

気がつくと、”いつもの通り”１時間程の走り込み。
疲れはしたが、今朝は思いの外楽しかった。

ただ、調子にだけは乗らないようにしないと。
バイク歴の浅い自分は、常に自分を戒めておかないといつか自分を滅ぼす。
敵だけを作るような走りはいつか破綻するものだ。


さて、明日の朝も今朝のように晴れるだろうか。
漸く週末の天気を気にする季節がやってきた。

勿論明日も早起きしなきゃね。


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