2022年5月3日火曜日

The game has begun

 


久しぶりに、公的には何の制限もないGW。
足回りもOHしたしタイヤも交換した。
そしてこの天気。
そりゃ走るでしょうよ、箱根某所を。

パイセンから前日に随分”勘の良いメール”が来てたって裏事情もあるがw

だが今朝の箱根某所はちょっと静か。
観光客の方々は何人かいらっしゃるが、見知った人達は皆無。
ここぞとばかりに新調した足回りの確認を行う。

随分サボっていた事もあるが、それを差し引いてもちょっと足が柔らかく感じる。
リアは破綻もせず割と良い感じに思えるが、以前の状態に比べれば
フロント側のメインスプリングに対する過度なプリロードが解かれたり
車高バランスが”前上がり”から”前後水平”に変わったりしてるので単純な比較はできないが
それでもフロントはリアルに柔らかい。
特に高速コーナーではちょっとロールアンダーが出てる気がする。

やっぱり前後2kg/mmずつバネレート上げるかなぁ・・・なんて考えていると
デスネ申様とパイセンのタイマンに遭遇。
ちょっと遅れてNDロードスターとNCロードスターのペアともすれ違う。

NCがマスケンだってのはすぐに理解したが、フロントのNDは誰だろう?
ちょっと気になったのと、ちゃんと踏めてないので僕はもう一本走る事に。

途中で何台かの観光客の方々を挟んでしまったので、こりゃ追いつかないかな?
と思っていると、天空エリアでND&NCのペアに追いつく。

Uターンエリアでマスケンが譲ってくれたので、ひょっとしたら僕の知らない人なんだろうか?
と思うものの、まあ後ろ走ってみれば分かるでしょと軽く考えてNDロードスターの後ろにつく。
天空エリアでのUターン後も僕らの前に車がいたので、前者に習って僕もおとなしくついていく。

それにしても、このNDは雰囲気あるなあ。
無駄にインチアップしてないタイヤに、昔あった競技系の”スプリントハート”みたいなホイール。
コーナーでの後ろ姿もものすごく綺麗。

普段はサーキットだけど、連休で箱根に遊びに来た手合いだろうか?
だとしたら筑波辺りで名の知れた人なのかもなあ。
でも、ここは箱根某所。
サーキットとは違う世界だぜ。

なんて事を考えながら復路側に突入。

僕らの前の方々は三叉路で左折して行ったので、ここから先は踏んで行ける。
ただ、僕はこの時点でNDのドライバーの素性が分からなかったので、どこまで踏んで行くのかが読めなかった。
が、それは直ぐに杞憂だったと分かる事に。

復路の一番最初、登りながらの左コーナー。
僕は素性の分からないドライバーに失礼にならないように一定の間隔を開けて追走するが
目の前のNDはそんな気遣いなどまるで不要と言わんばかりの旋回速度を見せる。

”あれっ?!速え!!”

慌てて追走するも、NDはRの大きい右コーナーを踏み切って行く。
圧巻だったのは、次の回り込んだ左コーナー。

ここは、ギアリングとVTECの切り替え回転数の都合上、S2000では特に苦手なコーナー。
エキシージでは、回り込んだ部分がS2000程得意ではないので立ち上がりでいつも四苦八苦する。
ところが目の前のNDは、一瞬の減速の後それこそ綺麗に加速しながら立ち上がって行く。

”旋回速度はともかく、これ本当に1.5LのND?!”
僕は目を丸くして前方のNDを見つめる。

その後のストレートで、パワーに任せて距離を縮めるものの僕は目の前のNDの速さに吃驚してしまった。

加速が良いとか旋回が速いとかそういう部分的な速さに驚いた訳じゃない。
なんというか、ストレートとコーナーの速度差があんまり無い・・・
というか平均時速が異常に速い。

例えば、サーキットでラップタイムが同じだとしても、ストレートが速い車と
コーナーが速い車では”速さの質”が違う。
それは後ろに着いてみれば如実に分かる事で、目の前のNDはもちろん後者に当たる。
だが、それ以上にコース”全体”の攻略の仕方・走り方があまりにも滑らかで
後ろについて走っていた僕は今自分がどの程度の速さで走っているのか良く分からなくなってしまった。
僕はこの時自分のペースを見失い、一瞬バックミラー(ドアミラー)で後ろを確認した。

”マスケンは・・・見えない。よし、そこそこ速え。”
こうして僕は自分を取り戻しw、冷静に考え始めた。

”ロードスターの良さは理解しているつもりだが、これはちょっと違うんじゃねえか?
車も良くできているんだろうが、特に人・・・
これ、朝焼けクラスの速さだよな?朝焼けさんトコにこんなNDいたっけか・・・?
NCなら分かるが・・・いや、これ、ひょっとしてAさんじゃねぇか?”

だとしたら(車も含めて)辻褄は合う。
と言うか、Aさんだったら、まだデフが入ってなかったりセッティングの途中とかで
7~80%程度の走りじゃ無いの?それで、これなのか・・・?

僕は自分にがっかりするwと同時に、ここで漸く状況を理解した。

その後、僕は復路下り区間を必死に着いて行く。
速さの質が違うことは分かりきっているので、僕は旋回速度では勝負せず
エキシージの強みである加速とトラクションを武器に目の前のNDに立ち向かう。

復路後半の登り区間では、パワーウェイトレシオに優れるエキシージの性能もあって
ドーニカ消されることは免れたが・・・いやぁ、速えなぁw
というか、弄ばれたような気さえするw
元々はエキシージのセッティングで来てたはずが、いつの間にか”いつものように”なってしまったw

ただ、走った感じではバネレートはやはり2kg/mmくらいは硬くした方が、僕との相性は良さそう。
減衰力に着いては、伸び側をもう少し強く(特にフロント)、縮みの低速側を少しだけ
強くした方が塩梅は良さそうだ。
その状態で減速帯でのブレーキングに問題がなければそれで暫定セットとしよう。

それにしても・・・朝焼けさんトコは速いわ。
だからこそ僕は飽きもせずずっとここに通っている訳だが、まだまだ先は遠いw

僕は今回、(多分)Aさんと初めて直接会敵したが、噂通り速い・・・
というか物凄く運転の質が高くて結果速いという走りを見て自分にがっかりしてしまったw
と同時に僕は車の動かし方をもっと学ばねば・・・という事を痛感しました。

やっぱ箱根某所は面白い!
今年も僕は箱根に夢中だ!

・・・なんて意気揚々と帰ったR134の道中。
下りは親の仇のように渋滞しているが、上りは比較的空いているとはいえ休日の鎌倉近辺で
突如、エキシージのアイドリングがバラつくように。
特にエアコンやヒーターを使用した後。
普通に走っていればなんて事ないのだが、信号なんかで止まる際に最後クラッチを踏んで
ニュートラルにし停車すると、通常1000rpm+αのアイドリングが何故か500回転程度に。
一度アクセルを煽ると収まるのだが、暫くするとまた同じような症状に。
また、アイドリング回転数が戻っても1000~1200rpm辺りで若干ハンチングすることもしばしば。

これ、4スロにありがちな症状・・・じゃねぇか、ひょっとして。
もしかしたら、調整が必要なのかも。
そう言えば、このエキシージを買って約10000km。
4スロもちゃんと調整してもらわないとダメかもね。

走るたびにやることが増えて行くw!



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