2022年5月8日日曜日

常識の外

 


GW最終日。
ガラガラかと思いきや、R134は地味に混んでる。
混んでる・・・というか、いつもより平均時速が遅くて流れていないような感じ。

でも、湿度も温度もちょうど良く天気はものすごく気持ち良い。
”こういう時こそオープンだよな〜・・・”
と、ハードトップを少し恨めしく思いながら箱根某所に急ぐ。

ほぼ開門と同時に侵入し、ゲートで休憩後いざコースイン。

今回は、4輪共に縮みの低速側と伸び側を真ん中よりも強めてある。
ここまでの道中、乗り心地が少し悪化したのが気になるが合わせるべきはここ箱根某所。
ここで気持ちの良い走りができれば、基本的にあとはどうでもよろしい。

様子見の一本目を終えて少し踏んでみると、高速コーナーでのアンダーは少し消えた気がするが
それよりも、低速コーナーつまり”きちんと減速して侵入するようなコーナー”でのアンダーが
逆に強くなってしまった。

これは頂けない。
ここ箱根某所は”回り込んだコーナーで如何に踏めるか”が最大のキモ。
そこを潰してしまっては、折角のリア駆動が死んでしまう。
一応、確認の為もう一本走ってみたが、このバランスはやはり良くない。

どうやら、目論見を外してしまったようだ。

その後、遊びに来ていたキクチ君とその辺を少し話してみたが
どうやら縮みの低速側を強くしたのが裏目に出たようだ。
この辺は高速コーナーでのアウト側を意識して強めにしたが、低速コーナーにも影響したらしい。
一先ず、フロントの縮み低速側を元に戻そう。
減速帯でのブレーキングも問題はなかったので、このまま進めよう。

一応の方向性が出たので、今朝はこれで終わりで良いかな?と思っていると
キクチ君が走ろうよと言って来た。
こういう場合、大概僕が(毎回のように!)先頭を走らされる訳だが
今朝に限っては何故かあんまり気乗りしなかった。

”こういう時は無理するとロクな事にならんのよね・・・”
なんて思っていたのだが、今朝は組長が先頭を買って出てくれた。

しかし、”走ろうよ”という合意の元、車に乗り込んでエンジンかけても
”誰も一向にコースインしようとしない”のは一体どういう事なのか。
つまり、一番の駆け引きは”出走順”だと言う事になる。

・・・僕は車内で大笑いしてしまったw

なんにせよ僕は組長のおかげで、今朝に限っては後ろの方で適当に三味線を引いて走ることができた・・・
のは、最初の往路のみだった。

前の方の人達は三叉路でUターンしようとしていたのだが、ちょっと渋滞気味だったので
僕は一人天空エリアへ。

これでゆっくり優雅に一人旅・・・
のはずが、Uターンしてみると何故か後ろにはサイボーグパイセンとスイフトに乗り込んだデスネ申様が。

僕は、上手くトラップを避けたつもりだったのだが、寧ろこっちこそが罠だったのか・・・。
現状、考えられる中で最もイヤな布陣で天空エリアを下る事に。

仕方ない。
エキシージの強みである加速とトラクション、そしてストレートスピードの高さを利用すれば
それほど酷い目に遭わされる事はあるまい。

しかし、神様はこういう時にこそ試練を与えてくださったりしやがる訳で。

復路前半は上り主体な上に速度が乗るストレートがあるので、僕はそこでマージンを稼ぎつつ
逃げの一手でごまかそうとしたのだが、よりにもよってそのストレート部は前走者によってクーリング区間に変貌。
しかもその先の込み入った区間、さらにはその先復路後半の下り区間はフロントミッドのFRが得意な区間。

僕は完全に追い詰められてしまった。

少し長いストレートがあれば、コーナー出口からの加速で多少のマージンを稼ぐ事はできるが
それもコーナーひとつかふたつで瞬く間に溶けて消えてしまう。
そしてまた炙られるw

いやぁ、速えなあw
その後の登り区間は僕の車の方が伸びるが、それは単純にマシンスペックの差であり何の慰めにもならない(泣)

しかし、先週といい今週といい、何故に今年はいきなり”頂上にいるような人達”と殺りあう羽目になるのか・・・。

その後、サイボーグの方のパイセンと色々話をしたが、MRというかほぼRRのエキシージでは
旋回速度を上げようとするともっとリアを流しつつ旋回する必要があり
一方で一度流れると中々止まらない車でもあるのでそれは大分リスキーだよね、という話になった。

実際、”軽量な車は自由自在に動かせる”ような気になるが、少なくともエキシージとS2000の比較では
”ラインの自由度”はS2000の方に分がある。

サーキットのようにRの綺麗なコースは、前後重量配分よりも単純にパワーウェイトレシオに優れる車の方が速い。
ところが、箱根某所に点在するような奥が回り込んだコーナーの場合は駆動方式と前後の重量配分が効いてくる。

箱根某所でNCロードスターやS2000のような車が幅を利かせる理由はこれになる。

これに対抗する為にキクチ君のGC8にはセオリーを外したようなセッティングを施しているが
僕のエキシージにも色々と通常のアプローチとは別の細工が必要なのかもしれない。

先ずはフロントの縮み低速側減衰を戻そう。
それと、これは帰宅してから分かった事だが、タイヤが擦っているらしく
インナーフェンダーに穴が空いてしまった。
この辺も考慮すると、やっぱりバネレートは少し上げた方が良さそうだ。

いやぁ、走る度にやることが増えていくw

僕はこのエキシージを買った時に”何もしなくて良い!”なんて喜んでいたが
やっぱりそんな事はなかった。
何にせよ、こうやって少しずつ自分の物になっていく感じが、なんか久しぶりでちょっと楽しい。

いやぁ、今朝も楽しかった!

あ、因みにアイドリング回転数はやっぱり不調でした。
これも早めに直さないと。

また、ウチから乗り物が消えていくw


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村


にほんブログ村 車ブログ イギリス車へ
にほんブログ村

2 件のコメント:

  1. 往路では全ての区間で31スイスポを駆る神様の餌食でした(笑) 速い人は何を駆っても速いですね…

    エイト乗り

    返信削除
    返信
    1. あのスイフトもちゃんとできてますからね〜
      速い人は何乗っても”悪党”なんですよw

      削除