2011年10月1日土曜日

Autumn wind





昨夜のアルコールが効いているのか、今朝はどうにも身体が重い。
それでもきちんと6時に起床。

最近は随分朝晩冷え込むようになった。
路面温度を考えれば、もう何度も上がれまい。
今朝のようなコンディションは貴重なのだ。

いつものように一つ一つ確かめるように、一つずつコーナーをクリアする。
一本目は路面状況の確認。
2本目3本目で身体を解し、やがてアスファルトのざらっとした感触を感じる頃には
いつものように顔が少しニヤけだす。

約2年で20000km。
その8〜9割が箱根某所での走行によるものだ。

それでも全く飽きない。寧ろ走り足りないとさえ思う。

極論すると車の操作は全て電気信号に置き換えられる。
ブレーキ、アクセル、ハンドル操作・・・
細かく計測すれば、足の親指での繊細なアクセル操作さえ電気信号で数値化できる。

高度にby-wire化された車なら、プログラムさえ組み込めばプロレーサーの走りをコピー
することも、そう難しいことではない。
サーキットのような限定されたクローズドコースなら
無人で走らせることは決して難しい事ではない。
ただし、まわりの環境が変化しないことと車体側の状態が変化しない間の短い時間
という注釈がつくが・・・

しかし、バイクはそうはいかない。
走らせる為には人間が積極的にアクションを行う必要があるからだ。

身体をずらし車体を寝かし込む。
バンク角も膝で決めるし、バイクを起こすのにもアクションが必要だ。
そもそも、人間が介在しなければ直立を保つ事さえできないのだ。

つまり、バイクの場合は何をするにせよ人間が支配的となる。

21世紀にも関わらずなんとアナログな乗り物か。
だが、そういった事がバイクの楽しさの要因の一つなんだと思う。

思い通りにコーナーを制した時のあの感覚は、一度味わうと麻薬のように
身体と精神を蝕む。
難しくもある故、それは余計に達成感を覚えるのだ。

そして風を感じて走る事。

バイクは楽しい。
でも、バイクなら何でもいい訳じゃない。
私は自分の自慢の相棒と走りたいのだ。

Ducati1198と箱根某所。
あとは抜けるような青空。

うん、今日も一日楽しかった!
明日も早起きしなきゃね。

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