2018年1月13日土曜日

アンバランス


寒波の所為か、最近、朝が頗る寒い。
もう少し寝ていたい・・・
普段ならもうオフシーズンなのだが、今年はそうはいかないのだ。

そういや、走り初め、か。
延髄まで痛くなるような冷気の中で、我が相方のスタートボタンを押す。
だが、相方はウンともスンとも言いやがらねえ。

またバッテリーですか・・・。

10年以上のシビック時代の中で、バッテリーは一度ぐらいしか交換した覚えは無いんだが
S2000の場合はもう既に複数回。
バッテリーの寿命なんて、”何回充放電を繰り返したか”のハズなんだが
そんなに複雑なんだろうか、S2000の充放電制御は。

ま、この辺は持病と諦めて、さっさと交換。
今回は軽い点検も含めて、主治医のトコへ。
※バッテリーは家で軽く充電しました。

バッテリーと新年の挨拶は無事終了。
だが、行き帰りの道すがら、乗った首都高でつくづく思う。

S2000は疲れる。

元々の状態(非ノーマル)からすれば、頗る乗りやすくはなったのだが、それでも普通の車に比べれば
どこか緊張を強いられる。

常にS2000しか乗らないのであれば、其の内気にならなくなるかもしれないが
今回、僕は帰省の際に、家の車であるスイフトとN箱に乗っていた。
そこで自分の中の感覚がリセットされ、改めてSに乗ってみた感想がコレだ。

万人向けのセッティングと、特定の人間が特定の場所を走る為だけに特化した仕様とでは
違って当然なのだが、それでも最近の純正は良く出来ている、と思う。

本来、車が持っているキャパシティは、基本的にパーツの交換程度では増えたりしない。
元々持っている枠内で、ある部分を削ってある部分を伸ばすのが一般的に”チューニング”と呼ばれる行為だ。
つまり、チューニングは高性能化ではなくて、目的に沿うようにリバランスさせる事だ。

僕の場合、シャシーや足回りに求めたのは”リニアであること”。
”クイック”とは違う話だ。

これは今の時点である程度達成されていると思ってはいるが、ただし、比較的路面状態の良い箱根某所で合わせてある現状では、首都高のように荒れ果てた路面では”リニアであること”
つまりもの凄く極端に言うと”反応の良さ”が、車体を過敏に反応させ、逆に悪さをしてしまう。

結局、”疲れてしまう”。
一方で、純正はある程度ダルに作ってあるので、そこまで気を使わなくても走れてしまう。

この辺の話は、往々にして”不感帯”と”位相遅れ”の話に落ち着くのだが
その辺りの”落としところ”こそが各メーカーの味でありノウハウだったりする訳で
それが一昔前に比べれば、最近の車はその”落としどころ”がもの凄く絶妙だったりする。

最近、それが特に顕著なのがマツダとVWだ。
※標準的な価格帯の車での話。

出来る事なら一度乗ってみる事をお勧めする。
”なんか、もう何もしなくて良くね?”と思ってしまうくらい出来が良い。

僕はノーマル原理主義者ではないのだが、ゴルフGTIあたりなら箱根某所とは言え
何もせずともそれなりの速さは見せるし、快適性は言わずもがな、だ。

昔は弄らないとまともに走らなかったってのもあるが、ここに来て”チューニング”ってなんだろね
とか考えてしまったw、上の方で”リバランス”だって言っておいてなんだけどw

久しぶりの首都高で、僕はそんな事を考えながら走ってました。

ま、そこまでして一生懸命に走って”やっと人並み”になれる箱根某所がおかしいんだけど(笑)
今年も箱根は楽しそうです。

あ、車は無事治りました。


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2 件のコメント:

  1. リバランス。
    そーですねそのとーり。
    チューニング=調律とも言うもんね。
    自分にとって一番安心して踏めるクルマに仕上げるための調律…楽しいんだなこれが。

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    1. おつかれさまです!

      金も時間もかかるし、ハマると地獄ですけど、楽しいんですよねぇ!

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