2013年8月17日土曜日

天使と悪魔






一号車から数えて約4年。

それでも毎週のように、こうして箱根に上がっては繰り返す
我が愛機Ducati1198とのFun ride。

全く飽きない。

これほどエモーショナルな乗り物は無いように思う。
細かく見ていけば、どんな製品も部品の塊でしかないのだが
乗り物として動き出すと、途端に輝き出す。

それは設計者の意思とも言うべき、強烈な自己主張。
デザインレビューを繰り返す事で個性を削ぎ取られ、無難なトコロに落ち着く事を良しとしない
火の玉のような信念。

僕はこういうのに惹かれる。
そして、今朝の僕は割と乗れていた。

いつもいつも巧くいく訳ではなく、寧ろその逆の方が多い中で
思う通りにラインが取れた時の達成感。

そんな時に見せるこの娘の表情はとても優しいのだ。

そうすると、増々この娘に惹かれる悪循環。
そりゃもう、帰りの箱根新道は終始ニコニコさw

が、箱根を降り最近ハマり気味の薄皮あんぱんを買った所で
この熱さで不機嫌になったのか、ウチの娘がうんともすんとも言わなくなってしまった。
(原因はイモビの不調)

結果、レザースーツとメット、グローブとブーツのフル装備で主治医のところまで
バイクを押して歩く事に・・・。
炎天下の中、約1kmの死のロード。

何やってんだろう、とか。
中学の時こんな事があったな、とか。
アイツ今どうしてるかな、とか。

朦朧とする意識の中で、色んな事を考えましたw
もう、ホント走馬灯です。

それでも楽しかったと言える僕は、”ああ、もう手遅れなんだ”と妙に納得した一日でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿