2012年5月8日火曜日

Touch me!!


Canon NAVI
音声電話、FAX、プリンタ、モデムを内蔵しワープロ、アドレスブック、留守電ソフト、
電卓、メモ帳がプリインストール、さらにはペイントソフト、GUI通信ソフト、
サウンドエディタetcがインストール可能。

基本操作はタッチパネルとキーボードによるGUI。
発売は1987年、価格は60万弱。

しかもこれ、この当時でマルチタスク。
つまりFAXしながら電話できたりワープロしながら電話もできたりしたみたい。

一番びっくりしたのがガラケーみたいに”只の機能詰め込み”ではなく、全てが”シームレス”
に繋がっていたこと。
ワープロの文章をFAXできたり、アドレスブックから検索して直接電話できたり
FAXのデータをペイントソフトで加筆できたり・・・。

・・・これ、今時のスマホとさして変わんなくない?
しかも1987年当時ったらアナタ、インターネットなんてまだ概念だけの時代でしょ?

その当時にこのコンセプトで、実際に販売してたんだから凄まじい。
まあ、販売的には大失敗だったみたいだけど・・・。

でも、今でいう”Appleでガチガチに固めた”環境みたいなシームレスな世界を、
今から20年以上前にある程度実現してた訳でしょ?

しかもタッチパネル!さらにはOSがMS-DOS 2.11!w
MS-DOSでタッチパネルってw!
まあ、GUIだそうだからそれほどMS-DOSを意識することは無いんだろうが・・・。

これの開発関係者と一晩飲み明かしたいわw

私はMacを使いだしたつい最近になって漸くPCに興味を持ち始めたので、当時のコレ
は全く知らないが、かなりエポックメイキングだったんじゃ?

てか、この”コンセプト”が本当に実現されだしてきたのって最近だよね?
まあ、インフラや機会、そして環境が漸く最近整ってきたからだろうが・・・。

それにしてもこの時代にこの”コンセプト”を実現してたってのは病的だ。
因にCanonはこの時代、スティーブ・ジョブズ(当時はNeXT)と組んで色々してたみたい。

PC事業から撤退してしまったのが惜しまれる・・・。

それにしても、これを見ると”技術の進歩ってなんだろう”って思っちゃうね。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。 
    Canon NAVI の当時のカタログを断捨離で見つけ、
    眺めている内に今現代(2014年7月22日)でも欲しいと思えた逸品でした。
    ウズウズしてネットを検索したらココにたどり着きました(^^)。
     
    今から28年前、まだ20代だったのですが、(今は50代(汗))
    先進的な機能に心躍り、50万円台という高価に心しぼみ(笑)、
    それでもなんとか手にできないかと模索していたのですが、
    仕事で使うにはほんの少しずつ各機能に何かが足りなかったことを記憶しています。
    例えば、ファクスの用紙はA4まででB4ではなかったりとか・・・(うろ覚え(汗))
     
    カタログであらためて感じ入ったのですが、
    モノクロドット表示のGUIは秀逸です。(というか好き)
    状態の良い物がネットオークションで出ないかちょっと見てみましたが
    ありませんでした(アタリマエカ~(^^汗))
    今後も出ないでしょうね~。
    夢のまた夢の、憧れの端末でした。

    返信削除
    返信
    1. すいません、今頃漸くコメントに気付きました・・・。

      この頃の日本製品にはまだ挑戦的なものがありましたよね。
      CanonやSony、Sharp なんかも色々ありましたね。どれもこれも今はもう昔、になっちゃいましたが。

      でも、アイボやザウルス、パームなんかは色々問題があっても"とんがっていて"好きでしたね〜。
      アイボなんかは今の方が売れそうな気がします。
      出すのが早すぎたんですかね。

      削除