今考えればイヤな予感は確かにあった。
元々は最近恒例になりつつあるM澤邸での溺死者のつどい。
M澤邸でのつどいであれば、無論ヤツがくる。
緑色のアンチクショウ、Gキクチ氏だ。
しかも今回はH君が最近バイク復帰したとかで、ならば箱根某所を走りつつ
道志→宮ケ瀬→相模湖ICから中央道に乗りM澤邸に向かうプチツーでもやろうぜ
という提案があったのが事のはじまり。
私はこの日に向けて周到にそして慎重に準備を進めてきた。
1198も帰ってきたし、パッドもタイヤも交換した。
そして表向きはただのツーという体で話を進め、実際はガチでやってやる気満々という心理戦も展開した。
だが、蓋を開けてみれば箱根某所だけ雨・・・これが最初の悪い予感だった。
その事もあり、この時点で私のスイッチは”気軽に生還”へと切り替わった。
いつもの重たい正装を脱ぎ捨て、身軽なメッシュジャケットとジェットタイプのヘルメットに変更し二人に連絡。
キクチ君との協議の結果、彼は取り敢えず海老名に向かうということになり、恐らくは既に出発した
と思われるH君の連絡を、私は自宅で待つことに。
その後連絡の取れなかったH君と協議し、とりあえず東名の鮎沢SAで待ち合わせ。
その旨キクチ君に連絡し、私は私の真紅の愛機に火を入れ集合場所へと発進した。
無事、集合できた二人と積もる話をしながら今日の予定を決めることに。
箱根が壊滅していることを考えれば、標高を考えれば絶望的ではあったが富士山周辺を軽く周遊し
M澤邸へ向かう事で一応の決定をみる。
とりあえず御殿場インターまで移動し、その後富士山スカイラインへと向ったSS御一行様。
だが、末広がりの”す”すら見せてくれないほど今日の富士山は白くご機嫌ななめ。
案の定、中腹付近で大粒の雨に会い、敢無く戦略的撤退。
これが二つ目だ。
逃げるように雨を振り切った我々はR469で富士宮に行き、富士宮焼きそばを食すことに。
ややもすると降り出しそうな富士周辺。
路面はドライだったが、案の定真っ白な霧雨の餌食になるのにそう時間はかからなかった。
今宵は”気軽に生還”のジェッペル野郎である私。
ただの霧雨が我が肌を貫く。
・・・霧雨って痛い。
富士宮焼きそば星三つ!
これで一応ツーの体裁は整えた。
後はM澤邸に行くだけだ。
走り出せば止まりたくない、止まれば動きたくなくなるのがライダーの心理ではあるが我々には
行かねばならんとこがある。
その為、中央道甲府南ICを目指し再度内燃機関を抱きかかえることに。
途中、休憩も兼ねて立ち寄った精進湖。
涼を満喫し、さて行くかとペットボトルを捨てにいくと雨がポツリ。
まずい。
最近ついぞしたことがない全力疾走で愛機に寄り添い緊急発進全速離脱。
見る見る内に路面が黒く染まる中、急いで下山。
アクセル一捻りで170psを絞り出す我が愛機は、最新鋭の機体とは言え、トラコンなんぞない
アナログ道一直線の御大将。
雨中のアクセル操作には気を遣う。
が、トンネルを抜けると雨がきれいに止んでいた。
よかったと安堵の溜息をつくが、道中遠くに見えるゲリラ豪雨を目視で確認。
一気に安心感が霧散する。
そして、中央道のSAで小休止後、さて行くかとペットボトルを捨てにいくと雨がポツリ。
先ほどとまるで同じシチュエーション・・・今日の私は疫病神かなんかか?
・・・そんな目でアタシを見ないで。アタシの所為じゃないわ!
これが三つ目のヤな感じ。
しかも少雨ではあったが、私にとっては非常に大きな壁となった。
顔にあたる雨粒が、非常に痛いのだ。
その為、まるで箱根某所のように身を伏せただひたすら先を急ぐことに。
視界は悪い、顔は痛い、おまけに辛いポジションの為至るところが強ばる。
が、甘えは許されない。
目の前には奴がいる。
遅れを取るわけにはいかんのだ。
が、健闘虚しく所々で彼の姿が消える。
この時私はリベンジを誓った。
途中コンビニ時間調整して無事M澤邸に到着。
が、こちらでも空がゴロゴロ唸ってる。
そこで、無いよりはマシとバイクに傘をさす。
結局は濡れる。気分の問題。
でも、絵的には少し笑える。
そして、宴が始まった。
それはまた後日。
こんばんわ~
返信削除あははは
そんな不純な動機だから愛機のご機嫌を
損ねたんじゃないですか~
純粋にツーリングを楽しまないと。
だからタイヤ新品だったのねぇ~
ズルいぞ~~~~
光道をおかしげなペースで走るには
ウチの部長と一緒にツーに行けば
すぐに体得できますよ…笑
こんばんわ!
返信削除いや~普段あんまり遠くに行かないからね~。
帰省ぐらいかなぁ?
大体伊豆箱根でやりたいこと出来ちゃうから。
でも、またどっか行きましょう!
とりあえず、那須?の半端なスカイラインに走りに行きたい!