2014年10月26日日曜日
Get with Night dew
今朝は昨日とは違い、知ってる人も何人か。
天気も良いし暖かいし言う事無いんだが、路面がセミウェット・・・。
しかも後半区間の日陰はフルウェット・・・。
ま、天気や路面状況はばかりはどうしようもない。
今朝は適度に流して終了。
それでも、雨上がりの朝みたいな今朝の箱根は流すだけでも十分に爽やかで気持ち良い。
帰宅後、我が相方を洗車。
最近は箱根から帰ってくると必ず綺麗にするようにしている。
元々はブレーキダストがこびりつくのがイヤでまめにやるようにしていたが
今では、どちらかというとその日の走りをリセットする意味合いの方が強い。
洗いながら今日の走りを思い出し、タイヤやブレーキを備にチェックすれば
どの程度の事が出来てどういう事が出来なかったかが良く分かる。
それらを踏まえた上で一度リセットし、また新たな気持ちで次に望む。
最近は、それら一連のサイクルを回して得られたフィードバックを自分に還元し
少しずつ経験値を増やしていっている。
ま、気休め程度かもしれないしプラシーボかもしれないけどね。
ただ、僕と相方には大事な時間。
最近は近所の子供に変な目で見られつつあるけれど、それは気にしないw
今朝はちゃんと走れなかったが、来週は晴れると良いな。
今年の箱根某所もあと少し。
1198にも1回くらいは乗っておきたいものです。
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2014年10月18日土曜日
Refrain
静謐と言うには、凍える寒さの箱根某所。
10℃を下回る今朝のような条件下では、いつものように・・・というわけにはいかない。
慎重にフロントノーズの向きを変え、まるで隙間を埋めるように立ち上がる。
今朝は、巻き込むようなS2000の旋回性が少し怖く感じる。
ただ、今朝のように凍える朝の我が相方は一際甲高く吠える。
弾ける加速に、目が笑う。
気がつけば少しだけ日が射してきた。
それでもまだ寒い今朝の状況では、そろそろ潮時だろうと僕は考えた。
だが、今朝はこんなもんかとレストハウスに戻る道すがら、すれ違った一台のBMWは
レストハウスに着く頃には、僕の後ろにピタリとつけていた。
鮮やかな白のZ4のMクーペ。
僕にはこのMクーペの持ち主に覚えがあった。
先週絡んだR6の彼だ。
先週聞いていた車種の特徴、そして何よりその絡み方。
彼は、明らかに”場慣れ”していた。
それは、前を走る車の意図を”読める”事を意味する。
かつて深夜の峠を走る人間なら、大なり小なり誰もが持っていたこの”通じ合う”感覚。
彼を従え往路をスタートする頃、僕はちょっと人には見せれない笑顔になっていた。
先週見せた”ワルい顔”は彼の走りですぐに溶けて消えたが、今朝の僕には余裕と冷静さがあった。
スタート直後の長めのストレート、そしてその後の少しうねった上りながらの左。
本気でかかってくるかどうか若しくはどういう相手かは、ここを”どう抜けてくるか”で大体見当がつく。
彼は、やはり本気のようだ。
相手を知らない先週までの状況なら、あの重いMクーペでこのペースなら僕はこの時点で
少し混乱していたかもしれない。
だが、Mクーペは重いのだ。
決して軽いとは言えないS2000と比較しても、Mはさらに重い。
相手が先週の彼でも、車のジオメトリーまではどうしようもない。
事実、僕の得意なこの区間でもパーシャルで抜けるようなコーナーはその圧倒的なトルクと良質な足を
活かして綺麗に迫って来るが、ギアダウンが必要な区間でのブレーキングと旋回は
こちらにアドバンテージがある。
頭の入りは良いのだろうが、それが後半部分まで続かない。
コーナーが続けば尚更だろう。
それでもこの区間で踏んでくるのは流石だ。
だがここから先の上り区間は、タイトコーナーが連続する。
本来ならこの区間でトルクを活かして差を詰めたい所だろうが
徐々に広がる両車の距離は、そうはいかない彼の歯がゆさと言った所だろう。
アンダーを殺すのに苦労しているのは、ミラーを見なくても音で分かる。
しかし、思ったようなアドバンテージを造れなかったのは僕も同じで
上りきった先にある三国峠を左に望む、”アクセルオフ”の区間では両車の差は溶けて消え
右に大きく回るコーナーから先のダウンヒル区間から再び仕切り直しとなった。
ここから先は日陰が多く、夏場なら気にもしない所でもコレだけ冷えた路面では
ブレーキングに気を使う。
実際、ABSが効き出す前の、踏み始めのコンマ何秒間はフロントが簡単にロックする。
それでも外部環境は軽い僕に有利だが、一向に引く気の無い彼からのプレッシャーは相当だった。
これがもっと高速寄りの場所なら相当に手を焼く筈だが、ここは箱根でしかも僕にとってはホームだ。
これが楽しくない・・・ワケが無い。
2速と3速を使い分け、彼を後方視界に捉えつつ下りきる頃、僕はやっぱり笑っていた。
その後もう一本彼と走り出したが、流しに来ていたアストンマーチンと重なってしまい
お互い引く格好になってしまった。
人が多くなる時間帯にさしかかる事もあり、今朝はコレで終了した。
レストハウスまで戻り、話しかけてみるとやはり先週の彼だった。
白いZ4は、思ってたよりずっと流麗でカッコ良かった。
S2000もそうだが、ロングノーズショートデッキのクラシカルなスタイルはこういう場所に良く映える。
その後、拓さんも合流し、車とバイクの話を三人で。
それぞれ年代も違うし、生きてきた背景も違うが、求める事は似たような事。
僕にはそれがとても心地良かった。
それと、火照った身体に流し込むどらソフトも美味しかった。(←ありがとね!!)
やはり週末はこうでなくては。
うむ、今日も良き休日でした。
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2014年10月12日日曜日
是非箱根某所に開発センターを
今朝は箱根某所ではなく、主治医の元へ。
最近頓に”負荷”が増えてきたので、各部のチェックとタイヤの組み替え、それにデフオイルの交換。
結果は、各部は特に異常なし。
気にしてたハブ周りもどうやら大丈夫のよう。
ただ、フロントブレーキのローターはそろそろ終わり。
今のペースだと、サーキットどころか箱根某所でも一年持ちそうにない。
なんか考えないとイカンかなあ・・・。。
やっぱりここはS2000の弱点だなあ。
で、S2000のもう一つの弱点、デフ周り。
抜いたオイルは、わりとギラギラ。
それほど鉄粉が多い訳ではなさそうだから、要は油温の上昇が問題。
容量、やっぱり足らないよなあ・・・。
まあ、この辺はある意味想像してた通りで、暫くは交換サイクルを早める事で対処するしか無い。
それとタイヤ。
一番上の写真が左右組み替えた後の右リア。
つまりイン側のささくれ立った部分は、元々アウト側にあたる部分。
・・・なんぞね、この減り方。
これでリアキャンバー最大なんだが、明らかにキャンバー不足。
エッジのキワッキワのみで支えてる感じに見える。
対して、真ん中の写真は交換した後のフロント側になるのだが、やっぱり内減りしてくれてやがる。
まあ、フロントもキャンバー最大だし、ある意味仕方ないのだが簡単に言えばタイヤを上手に使えてない。
こじった後が無いのが、唯一の救い。
もう少し、タイヤマネージメントが上手になりたいなあ。
ただ、セッティングの塩梅もあるかも。
タイヤの減り方だけ見ると、フロントの縮み側を少し柔らかく、リアの縮み側をもう少し堅くした方が良いのかな。
この前リアだけ弄った時は、これ以上柔らかくするのはあまり良い感触ではなかったが
フロントとのバランスを調整すればまた印象が変わりそうだ。
ま、色々課題はあるが、大した故障も無く良かった良かった♫。
それにしても、タイヤといいブレーキといい減り方見ると箱根某所はやっぱり高負荷やわ。
”軽く造れない”ニュルでのアタックなんてやめて、箱根某所で新車開発してくれないもんかね。
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Re:Dance with wolves
どんなに高性能なバイクでも車でも、接地している部分がタイヤである以上
タイヤの性能以上に走る事は出来ない。
ボディも足回りのジオメトリーも、全てタイヤの性能を引き出す為に存在する。
ドライビングもライディングも、結局は物理の世界だ。
だが、今僕の後ろにいるR6はそんなことおかまい無しに突っ込んでくる。
バイクの世界では、”実際速い人は、旋回速度はそうでもないが立ち上がりが速い”と良く言われるが
どうやら彼はそうではないらしい。
三叉路側で待機中に聞こえた、4気筒の甲高い音は”何か”を期待させるには十分だった。
今朝はあまり面白くはなかったので、半ば憂さ晴らしのつもりでそれほど多くを期待した
わけではなかったが、それでも僕は少し待って彼を誘うように走り出した。
だが、バックミラー越しに見える、三国峠までの上り区間での走りは僕の想像の遥か上を行っていた。
正直に言えば、箱根某所で今の僕のアベレージについて来れるバイクがいるなど
想像だにしていなかった。
それは油断であり慢心でもあり、結局の所ただ調子に乗っていただけなのだが
それでも僕には、”タイヤの接地面積の差による物理限界”という理論武装があり
事実、以前ここで絡んだ他のバイクでは、このペースで走ると段々見えなくなるのが常だった。
それに僕自身、1198でもこの箱根某所を走る。
他にはあまりいないだろうが、僕は同じ峠を2輪でも4輪でも走るのだ。
つまり僕は、2輪と4輪の違いを、同一のコースを”同じように”走る事で身を以て体験している。
今の僕には、S2000のペースを1198で再現などできない。
彼と僕の作り出すこのペースが、”2輪にとってどれだけ大変な事か”なんてことは
前を走る僕が誰より良く知っていた。
僕は軽いパニックに陥った。
それでも僕は”焦るな”と自分に言い聞かせ、状況を理解し受け入れ、整理する頃には
ちょうど三国峠を右に望む左の高速コーナーにさしかかっていた。
ここは、観光客の方々の出入りが激しいので、速度を落とし注意深く通過するのが流儀。
一度切った流れを整えるように、僕はS2000を下り区間に放り込む。
絶対的な接地面積の差がある以上、下りは4輪に分がある。
僕は少しだけ冷静さを取り戻し、バックミラーで彼をチェックする余裕ができた。
相変わらず彼はピタリと後ろに張り付くが、それでも2輪と4輪の違いに因る
得意不得意はやはり現れていた。
どうやら彼も余裕綽々でついてきているワケではないらしい。
人間とは現金なもので、それが分かると余裕ができ初め途端に面白くなってきた。
だが、下りきる手前で前がつかえてしまい、止む無くペースダウン。
こういう時、僕は必要以上に車間を空け前の車になるべくプレッシャーを与えないようにしている。
後ろの彼も同様に、大人しくついてきてくれる。
やがて、前の車が気を使ってくれたのか、脇にそれ前を譲ってくれると今度は再び上りのランデブー走行。
ところが、ペースダウン時に彼と僕の間に半ば強引に割って入ってきたGSX−Rか何かの
処理に少し時間を取られたのか、彼と再び絡み出す頃にはもう一本目は終わってしまった。
このままで終われる訳は無く、僕と彼は再び走り出した。
本来、このレストハウスを起点にする方が往路になるわけだが、僕は何方かと言えば
この往路の方が好きだ。
最初の、比較的高速コーナーが続く3速メインのフラットからやや緩やかな下り区間が、僕の得意区間になる。
僕はそこで、今朝は路面温度が低いのでRev縛りで走ろうと考えていた事などすっかり忘れ
ただ只管彼とのタイマンに熱中した。
いや、タイマンというよりは、ワルツ。
これ程面白い事が、世の中に他にあるだろうか。
途中、最初の下りの最後の方で変な所に駐車していた車を避ける為、一度流れを切ってしまったが
そこでの車間上でのやりとりさえ”リズムが合う”感覚。
その後の上り区間でも、晴れて日差しが出てきた事もありRev縛りなど最早存在すら忘れ
普段なら使わない3速まで駆使し、僕は彼を引き離しに掛かる。
当然彼はそれで引き下がるワケなど無く、深いバンク角で後ろから僕を駆り立てる。
それは三国峠から先の下り区間でも同様で、まるで天秤のように得意不得意が
ゆらゆらと現れては消え、その度に僕らを鼓舞していった。
自分の能力を思う存分発揮できる。
これほど楽しい事は無い。
下りきる頃、僕は笑っていた。
時間にして約10分。
こうして僕らは走り終えた。
その後、彼は会釈と手を挙げて挨拶してくれた後、駐車スペースに入っていった。
僕はそのまま、休憩しようとレストハウス方面へ戻ろうとしたが、どうしても彼と話をしたくなり
途中で引き返すことに。
彼等はとても若く、僕が想像していた”歴戦の勇者”とは大分イメージが違っていた。
そして突然彼が聞いてきた”ひょっとしてドカ乗ってます?”の一言で
実は一度彼とここで会っている事に気がついた。
箱根はこういう出会いがあるから面白い。
それにしてもバイクでアレだけのペースが作れるってホントスゴい。
ただ、走り終えた後の彼のR6のリアタイヤを見て、僕はちょっとだけホッとした。
あれで”いや、全然余裕ですよ”とか言われたら今頃きっと泣いてるからねw
それにしても今朝はホント楽しかったな。
土日に限って台風直撃なんていう悪意の籠った週末もこれで健やかにすごせそうだ。
さて、明日は我が愛機S2000の健康診断。
あ〜・・・1198乗りてえw
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2014年10月5日日曜日
Appear dim in the rain
雨だって。
台風だってさ。
明日はちゃんと通勤できるのだろうか。
こういう時こそリモートPCで在宅勤務が出来れば良いのに。
僕の扱うデータはサイズが大きいので、通信遅延で少し往生するだろうが
出来ないよりは良いよね。
2014年10月4日土曜日
僕らの時代
今朝はもう少し綺麗に晴れ渡ると思っていた。
が、ご覧の通り麓も上空もド曇天。
どうせ明日は雨なんだから、今朝ぐらいは晴れても・・・。
路面温度も、触ってみるとヒヤッとするくらいの温度域。
少しナーバス気味の今朝の箱根某所では、先週と同じ領域では少しばかりテールハッピー。
だが、滑り出しはそれほど唐突ではない。
コーナー入口から出口までスライドコントロールが出来れば”本物”なんだろうが
僕はまだそこまでじゃない。
それと最近気になり出したのが、右コーナーの視線の先。
S2000はフロントノーズが長くガラスも比較的寝ている所為か、右旋回中にAピラーがスゴい邪魔になる。
こう、覗き込むようにしないと先が見えない。
これは、車両レイアウト上どうにもならないワケだが、結構気になってきた。
・・・慣れるしか無いのだろうか。
そんな事を思いながら20分程度の動画を撮って今朝は早めに終了。
で、今朝は何故か友人が沢山集まってきた。
僕のS2000の元オーナーで鬼畜でド外道、Mさん。
僕のバイクの師匠とも言える、未だに僕の相方を2stオイルでギトギトにしようと画策する拓さん。
最近知り合った、webから世界をどうにかしてやろうと画策している、意外と悪党motsumotsuさん。
Mさんとは先週行けなかったエビスの事を聞いたり、僕のS2000のリアタイヤの溶け具合を見てもらったり。
拓さんには、現在療養中の1198の報告をしたり。
motsumotsuさんとはタイヤの使い方や今後世界がどうなるかなんて話もしたり。
勿論走りにきてるのだけれど、こうして話をするのも一つの楽しみ。
ただ、”あの頃”と違って深夜じゃないのが少しばかり似合わない気もする。
早朝の箱根某所は気持ち良いし爽やかなんだが、珠にあのイリーガルな雰囲気が懐かしくなる時もあるのだ。
それは単なる懐古主義ではなく、あの時代にあったあの空気感は個人や時代に由来する
狭い範囲のものではなく、言わば人の本能に由来するものだと僕は思う。
なら、時代によって多少マスに差異が生じても、大なり小なり減ったり増えたり
しながらこれからもきっと無くなる事はないのだろう。
ただ、ルールとマナーは守らなきゃ。
敵だけを作るような走りはいつか破綻する。
我々はそこを”走らせてもらってる”のだ。
しかし、エコが正義のこの時代に、時代に逆行するようなバイクや車ばかりよくもまあw・・・。
でも、モーター一個バッテリー一個造るのに資源をどれだけ使うか知ってる?
僕は良いものを長く使う方が余程エコだと考える。
それで経済が回るのか?と宣うのなら、もっと魅力的なモノを造ってみせろと
エラそうにしてる人達に聞いてみたいね。
競うなら燃費ではなくてワクワク感。
それこそ乗り物の本質だろうと思った、今朝の箱根某所でありました。
追記
今朝の箱根新道入口で、警察がバイクばかり止めてたけど・・・。
速度や排気音量の取り締まりならワンボックスも来ると思うんだけど、来てたのはパトカー一台。
何してたんでしょう?
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