2013年7月6日土曜日

Test ride


1199STD。

テクノロジーの進化によって、様々なスキルが”平均化”されるようになった。
その恩恵は絶大で、機械がサポートをする事で、事故の低減や渋滞の緩和など
色々なヒトが様々な形でそのメリットを享受できるようになった。

ヒトが生み出すテクノロジーは、ヒトが”楽をする”方向にしか進化しない。
それは至極当然で素晴らしい事だが、その結果色んな意味で”個性”を失いつつ在る。

先週の土曜、こいつに試乗した時にそんな事を考えた。

勿論CBRのようなヒトに寄り添う優等生に比べれば、火の玉みたいな個性だし
眺めているだけでも綺麗な”バイク”だ。
特にサイドカウルの造形は秀逸だと思う。
やっぱり綺麗な深紅だしね。

ポジションは相変わらず辛いが、以前のモデルに比べればずっと乗り易いし軽いし
ちゃんと言う事聞いてくれる。

だが、どことなく”機械っぽいなあ”とか”冷たいなあ”という印象が正直なトコロ。
振動とか鼓動とか生き物感とか、そういう類いの比較ではなく。

結局僕はこの娘には惚れませんでした。
相変わらず綺麗な娘なんだけどね。

2 件のコメント:

  1. こんにちは
    好きな1台というのは
    メーカーで選ぶわけじゃないってことなんでしょうかね
    そのマシンに乗ってるから
    そのメーカーが好きになることはあっても
    それは後付けの理由かな。

    返信削除
  2. 自分のマシンのメーカーを好きになるかどうかは
    どちらかというとそのメーカーの”信念”とか”ポリシー”に
    共感できるかどうかじゃないかな。

    僕は昔ホンダ党だったけど、それはその当時のホンダのスタンスが
    好きだったから。
    S2000に乗ってても今のホンダは好きになれないからね。

    返信削除