2011年5月28日土曜日

Midnight shout

どうにも収束する気配を見せない原発問題。
言った言わないとか、どうでも良いことを長々と・・・。
そしてもう一つ収束しないものがある。

マイナス報道だ。

原発の話、東電の話、政治批判に放射能に絡む福島県の問題。
”真実の報道”と言えば聞こえは良い。

実際こういった報道で真実を知ることもあるし、有用な情報だってたくさんある。
しかし、報道される情報、憶測推測も含めて信用すれば日本は既に終わってることになる。

そういう書き方をする記事が、報道がたくさんある。

一般的に言えば”報道の使命”と言えば、客観的に第三者的な目線で”現実”を伝える事。
だが、どんな現実を報道しようとも誰も見てくれなきゃ意味がないし、企業として存在できない。
そして”売れる報道”とは圧倒的にマイナスイメージのものが多い。
だからこそ目を引くタイトルで注目を惹きつけ、マイナス部分を誇張した報道をする。

より多く利益を得るためだ。

私はこのことについて何か言及しようとは思わない。
”報道される側”に対する配慮がなされた上でなら、利益を求めるのは当然だからだ。

しかし、こうも誇張されたマイナス報道ばかりが流され、”真実”や”正義”と謳う報道の裏側に
”売れるから書く、報道する”が透けて見える現状は、正直誰も幸せにはならない。

ここに、彼らのジレンマと矛盾が生じるのだ。
はっきり言えば、彼らが必死に叩いてる政府の”真実を隠す”やり方と本質的になんら変わりはない。
いや、民意を代弁していると思っている分余計にタチが悪い。

どんなに酷い状況でもプラス要因は必ず存在するものだ。

この前、何かの記事で見たが”福島を健康立国に!”と言うものがあった。
これは記者の提言であって前述した報道とは少し違うが、私は素晴らしいと思う。

福島を被爆発ガンの経過観察の場所にするのではなく、抗ガン健康の診療所へ。
”福島に住んでて良かった”と、そう言えるように。

もしフクシマを世界に向けて”原発事故に屈しなかった国”として発信できれば”被爆”のイメージ
どころか、最高の栄誉だろう。

今夏に予定されている15%の節電。しかし実際は停止していた火力発電所もフル稼働しての
目標なので長期的にはもっと必要になるかもしれない。

この件について目立つのは、日本経済に対する悪影響の記事ばかり。

確かに間違いじゃない。
しかし、これを乗り切れば、日本は名実ともに”エコ大国”として認知される。

日本の省エネ技術は間違いなく世界でもトップである。
その日本がさらに15%以上の節電を人為的技術的にマネージメントも含めた手法を確立できれば
エコが正義の世の中で得られる利益は莫大なものになるだろう。

また、米国で報道された人的被害を出さなかった新幹線への賞賛。
英国で報道された、早いところは僅か数日で復旧させた道路を始めとするインフラの復旧技術。

そして世界中で賞賛された日本人の国民性。
日本は世界でこそ評価が高い。

戦後最大の危機と言われる今の日本。
私は東電幹部の過去に興味なんてない。
無能な政治家なんて、あとで引きずり下ろせば良い。

今必要なのは悲観的になるコトじゃない。
日本を立て直す為のモチベーションであり、明日へつながる希望こそが今必要なんだと、私は思う。

それにこういう時だからこそ”ハッピーニュース”の方が”売れる”と私は思うがね。

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