来週の週刊誌の見出しはこうだろう。
”大増税時代が来る!”(AELA風)
今朝方発表された復興計画について。
復興と言うよりは再構築と言った方が正しいかもしれない。
”エコタウンや福祉都市の性格を持つ、世界のモデルになる街づくりを目指す”とのこと。
財源は無論、新規国債発行や増税だ。
これらは言うまでも無く”諸刃の剣”だ。
例えば増税。
特別消費税、特別法人税、社会連帯税・・・。
震災前でも決して”景気が良い”とは言えなかったが、増税の程度次第では再び経済は内側に向いてしまう。
”これから日本はどうなるんだろう?”
”原発はいつ収束するの?”
先の見えない不安の中では中々消費は上向かない。
それに追い討ちをかけるような増税では、経済は回らない。
ただし、今の日本の空気では、ある程度の増税は許容されると思う。
あの震災を目にし体感し、そしてそれをなんとか克服しようと今日本が一つになりつつある現状では
増税すら”ひとつになる”理由になるからだ。
大事なのは”レベル感”だ。
いくら”がんばろう!ニッポン!”と声掛けしても、自分の生活が困窮するほどの増税ではすぐに破綻する。
”これぐらいなら”と思えるレベルの増税で無ければ、持続すらできない無意味なものになる。
しかし、増税しても復興に必要な税収が無ければそれもまた、無意味だ。
そこの線引きが重要であり、そこを間違えばヒトもモノもカネもあっという間に失ってしまう。
多分、その”スィートスポット”は一点しかない。
それを見出せるかどうかが鍵だ。
今我々のいるところは、恐らく分水嶺だ。
危ういバランスの上に立っているのだろう。
今も原発では、関係各所の方々が命を賭けて復旧作業に従事している。
本当に感謝しかない。
被災地では今もなお大勢の方が頑張っている。
生きている。
今度は政治家が本当の勇気を見せる番だろう?
そして我々も”ある種の覚悟”は必要なんだろうと思う。
もし今落ち着いて考えられる状況にあるならば、これからのライフプランを真剣に考えた方が良い。
無駄使いを止めて貯金しようとかやっぱ大手企業に転職しようとか保険に加入しようとかそういう
目先の話じゃない。
10年20年先を見据えた人生設計というか、ワークライフバランスを前提にしたマネープランとか
これから来るであろう”誰も見たこと無い日本”でも笑って暮らすために、だ。
電力一つとっても、もう元には戻らない(少なくとも当分の間は)のだから、従来の考え方では
通用しないのかも。
もしかしたら幸せのカタチを再考しなければならないのかもしれないね。
それが、今後の日本の豊かさに繋がる気がします。
それにしても、”社会連帯税”って名前はやめにしない?
ものすごく響きが悪いよ・・・。
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