2018年10月21日日曜日

”目の敵”







・・・ご丁寧にパイセンまでいるのか。

天空を駆け下りてくると、ちょうど三叉路で待機している2台の外道が目に入って来た。
後ろのGT4はウチか朝焼けさんかの判断はちょっと難しいが、名目は違っても戦り合う事に代わりはない。

先程まで僕とキクチ君の後ろについていたエボが引き、代わりにパイセンとGT4が参列して来たその車列は
いつものように隙間なく前後の車間を埋め、ハーフウェットの箱根某所を駆け上がっていく。

今朝の箱根某所は兎に角路面温度が低い。
所々に点在する悪意も、正直僕らFR組にはやっかいだ。

ただ、タイヤが温まれば見た目ほど滑るわけではない。
ただし、それでも食わない場所が2箇所ほどあった。

往路では高速コーナー主体の前半部分、コークスクリュー状の下りの右コーナーと
三国から先にある2本のストレートの内、一つ目の下りの左コーナー。
そのどちらもが段附部分が悪さをしており、いつものように突っ込んでいくとブレーキが効かない。

復路では三国に至る手前の細かい部分、それと最後の上りの高速区間が濡れっぱなしで一向に乾く気配を見せていない。
最後の高速区間では最初の一本で試しに全壊で進入してみたところ、タイヤ一本分アウト側に飛ばされてしまう。ここが特にタチが悪い。
それと下りきる最後の新舗装部分が、濡れたような見た目の印象が悪くことさら気を使う。

・・・まあ良いか。無理と無茶さえしなければ、なんとかなるだろう。

天空スタートの復路は、正直ギア比が合わない部分が多くストレスが溜まる。
ここは最近”無理をしない”と決めている。
しかも中途半端に濡れたこの路面での過剰なプッシュは愚の骨頂。

だが、きちんと踏めそうな区間はきっちり踏んでいく。

復路も後半部分にさしかかり、僕は今朝の”出来”を確認し始めた。
後ろでギャンギャン言ってるAWDターボは復路においては三国に至る細かい部分が速い。
S2000はここでどうしても”待ち”が発生してしまう為、復路前半区間で稼いだ多少のマージンは
上りのストレートと合わせて大体このあたりで霧散してしまう。
だが、ここはまだコース全体の前半部分。
僕が先頭ならここは無理をしなくても良い。
コース全体のマネージメントを考えれば、この先の区間で再び取り返せば良いだけのこと。

復路の場合、僕はどちらかと言えば後半セクションとの相性が良い。
最近漸くFRの乗り方がわかって来た事もあり、S2000独特のトラクションの”ノリ”と相まって
特に出口に向かって回り込んだコーナーでは調子が良い。

つまりアクセルを開けていける、という事。

パイセンや多摩県さんの駆るNCだとまた状況は違うが、ターボトルクを生かせる
ストレートらしいストレートがないこの区間では、例えAWDターボでも少なくとも
立ち上がり(の最初)だけはこちらが上だ。
それは如実に車間に現れている。

だが今朝においては、それも下り切るまでの話だ。
一向に乾かない新舗装部分と高速区間は、正直今朝は踏んでいけない。

元々復路においては、後半の下りでマージンを稼ぎ最後の高速区間で勝負を決める戦略を取る僕とS2000は
今朝のようなコンディションは正直相性が悪い。

いつもならこの時期は、夜露で濡れるのは山蔭の部分だけで高速区間はドライコンディションが多かったハズが
今朝に限ってはそれが真逆になっている。

・・・ま、しゃ〜ない。

上りきった最後の高速区間で多少の意地は見せたが、悪意の残る今朝のようなコンディションではこんなもんだろう。

・・・あとは口で誤魔化そうw

今朝はそんな朝でした。


にほんブログ村 車ブログ ホンダ(車)へ
にほんブログ村

2 件のコメント: