2019年11月3日日曜日

個人的には”祭り”



実のところ、往路の前半の高速区間並びに復路前半区間は、元々得意としていた事もあり
今のようにブレーキに不安を抱えた状態でもそれなりに勝負ができる区間だと思っていた。
だが、今、前を逝くガワだけジェントルマンのO氏には一向に追いつく気配がない。

”・・・うそだろ?なんなんだ、あのコーナリング・・・”

まるで悪い夢でも見ているようだった。
優にワンテンポ以上は僕より深いブレーキで、そのままブレーキを残しつつ
加速体制に移って逝く。

いくら軽量な111Sとは言え、スペック上は50ps以上違う僕のエキシージが
しかも得意とする高速区間で一向に追いつけない。

この人は、僕がエリーゼに興味を持つに至るきっかけを作ってくれたH氏の師匠筋の人。
速いのは当然だが、タイマン張る相手としてこうまで厄介な存在だったとは。

人も含めたスペック上、コーナー進入で勝てる要素は何一つない。
が、そのあまりに”何気ない”進入に思わず釣られてしまう。

”・・・つられるな、引きずられるな・・・”

呪文のように唱えつつ、しかしそのスムーズなコーナリングに思わず見惚れてしまう。
よく言われる”水澄しのようなコーナリング”とはこう言うことを言うのだろう。
だが僕には、”水澄しのような”という使い古された例えよりも違う言い方が浮かんでいた。

”全てがコントロールされた、予定調和の世界”

例えば僕がS2000で走る時は、グリップが破綻するかしないかの際で走るが
この人はそうではなく、確実に”その先の領域”で走らせている。
それでも尚、全てが予定調和の完全な世界に見えてしまう。

結果として、僕は少しずつ突きつけられた差をひっくり返すことができずそのまま終幕を迎えた。
消されずに済んだのは僥倖だが、まさか得意としている復路最後の高速区間で
追いつけないとは思わなかった。

軽量MR、いやロータスはこう走らせるべき、というのを体で学んだ気がする。
それだけでも十分と言えばそうなのだが、今朝はもうひとつ続きがあった。

VSパイセン。

僕だけではなく、ウチの銀色の悪党も含めて絡んだ方がより面白いのではないかと思い
3台で走ろうとすると、何故か車列は5台にまで膨らんでいた。

細かい経緯は兎も角、例によって僕を先頭に勇んで駐車場をスタートしたが
往路は最初の高速区間以外丸々フォーメーションラップになってしまった。

復路天空領域は、元々パイセンの独壇場なので、後ろは一切振り返らない。

復路前半の上りは、マシンスペックを活かせばそれなりにマージンは稼げる。
前回は今までのお返しとばかりに盛大に追い剥がれてしまったが、今回は違う。
3秒程度の全開区間があれば、今の僕なら多少のマージンが稼げる。
また、三国の手前にどうしてもギア比が合わない部分があるが、そこは誰にとってもリズムが取りにくい区間だ。

問題はそこから先。
S2000では得意だった区間が、今では正直言うほどではない。
だから僕のこの区間においての第一優先は”しっかり操作すること”。
これは車の挙動そのものの話ではなく、単純に操作の話。

こういうコーナーのつなぎが重要な込み入った区間は、ともすれば迷ったり踏めなかったりと
”何もしていない時間”が意外に多い。
僕が見ている限り、速い人ほどこういう”空走の時間”が異常に少ない。

だから、僕のこの区間での最優先は、ブレーキもアクセルもしっかり踏むこと。
僕の相方であるこのエキシージの能力なら、引き離す事は出来なくとも
それなりのペースで走る事はできるはずだ。

あとは最後の高速区間で引き離すのみ。
だが、この区間で僕のエキシージは5速まで使っているにも関わらず
思っているほどのマージンは稼げなかった。
これはVS悪2000でも同様で、正直ちょっと計算外だった。

おそらくは、S2000の時の僕がそうであったように、手前の左高速コーナーを
初期の姿勢作りに要する若干のアクセルオフ以外、ほぼ全開で登っている事が効いているのだろう。
これが出来れば、余程マシンスペックに差がなければこの区間ではまず負ける事はない。

僕は、Sで出来ていたそれが、ロータスではまだ完璧に再現出来ているとは言えない。
これが上りのストレートエンドまで響いているのだろう。

結果として、思ったような結果にはならなかったが、今朝に限っては満足できた。
Sほどとは言えないまでも、かつてのシビックよりは確実に速いペースで遊べた事は明白だったから。

今朝はもう十分。
というよりも、車の限界よりも人の限界が先に来てしまい、僕はもう走りたくても
走る気力が残ってはいない状態だったからだ。

その後、パイセンと各々の反省点と次回の課題、そして”次は堕とす”の決意を共有し
祝日渋滞をさけるべく僕は足早に山を降りた。


いやあ、今朝は楽しかった!
去年までのパイセンならどうにかなったペースでも、今年は随分汁が出てますね〜w
ただ、人とマシン合わせた得意不得意が結構露骨に出る組み合わせですね。

ちょうど僕がウチの身内のターボ勢相手にしてた状況と似ている気がします。
往路は兎も角、復路は前半後半で明暗が分かれるので、そのマネージメント次第ですかね。
僕としては、復路前半のマージンを後半でどれだけ残せるか、そしてほぼイーブンになった状態で
突っ込んでいく最後の高速区間での踏みっぱ勝負。
良いですね〜w
またお手合わせお願いします〜

さてと、明日はど〜かな〜
ま、何はともあれ早めに寝るかな。

追伸
帰宅後の洗車で、意外に飛び石が多い事に気づき地味にショックでした。
びっくりするぐらいイイトコの箱入りだったのに、もうすっかりキズモノに・・・w


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2019年11月2日土曜日

Cloudy day




明け方は、もう寒いくらいの気温になってしまった箱根某所。
その分空気は清廉で気持ちが良いが、バイクの季節は終わってしまった。

今朝は誰もいないかな・・・と思ってるとウチの悪2000と組長とすれ違う。
今日はどうやら組長との縁が強いようで、約1.5往復のどつきあい。

・・・あと30ps程度は欲しいですね、組長w

今朝はターキーさんが来てたので、ロータスに関する情報収集とおしゃべり。
その間、ウチの銀色の悪党はひたすらに修練。
漸く踏めるようになってきたらしく、それが楽しくて仕方ないらしいw

僕もそれに当てられ、軽く一本走ろうと駐車場を出ると
コーナー二つで(つまり出てすぐに)バイクの単独事故に遭遇。

どうやら怪我も大した事はなく、乗ってたライダーと
居合わせた銀色のビート乗りの人とバイクを路肩に寄せる。
一通り処理をして、”気をつけて”と声をかけ、そして僕はまたすぐそこの駐車場に。

今朝はこれで終了。

ま、しゃ〜ない。
帰りは高速も一般道もどこもかしこも混んでいて、いつもの倍近く時間がかかってしまった。

ま、しゃ〜ない。
こんな日もあるっさね。


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2019年10月27日日曜日

ハイカムおじさんとフルピロおじさん




今朝方は微妙に曇り。
昨日期待したような満点の秋晴れとはならず、少し残念な箱根某所の天気。
この世の終わりのような朝焼けに追われながら、それでも箱根某所へと急ぐ。

今日の主役は多摩県さんとパイセンだってのは分かりきってた事なので
今朝は因縁をつけられないように、目も合わせず、ただ只管黙々と練習。
おかげで徐々に我が相方の走らせ方が見えてきた。
まだタイヤをうまく使えてないのと、どうしても色々な面でS2000と比較してしまうので
そこは割り切ってエキシージが不得手な事はやらせないように。

ブレーキは、正直S2000と比較しても仕方ない。
重量配分も違えばタイヤサイズも違うので、車体重量だけで比較するのはナンセンスだ・・・
って事にようやく気づいたw
ただ、コーナーの真ん中はやっぱりSと比較しても軽く動くので
そこまで含めてコーナートータルでアレンジしてみよう。
リアローターを大きくしてブレーキ配分を最適化するのはその後でも良い。

因みに今朝はウチの主治医のキクチ君も来ていた。
毎年、秋頃は集中的に予定を組んでいるみたい。
ただのドライブでも気持ちの良い季節だしね〜

因みに今朝は、リアが面白いようにハッチャけるパーリーピーポー仕様みたいw
やっぱりタイヤですよ、車は。
太けりゃ良いってもんでもないけれど、鮮度だけは新しければ新しいほど良い。

あ、そうそう、ハイカムおじさんとフルピロおじさんのタイマンはかなり面白かった様子。
流石に後ろをついていったりはしなかったが、後ほど多摩県さんに聞いてみた所
やっぱりパイセンは去年と比較しても格段に踏んでるみたい。

1往復した後のパイセンと多摩県さんのタイヤを調べてみたら、はっきりわかるくらい
温度差があった(パイセン↑多摩県さん↓)のも面白い。

パイセンは”兎に角ねじ伏せて走る”のと、多摩県さんはどちらかと言うと”技術で走らせている”印象なので
なんだかその通りの結果が出て来ているのも見ていて楽しい。

あとはハイカムの恩恵ですかねw
いやな車がまた増えましたw

あとはちょろっと組長の後ろを走りましたが、まだ平和でしたねw〜
またもやキクチ君を横に乗せて”あ〜でもないこ〜でもない”を繰り返していたようです。

9時を過ぎても帰って来ないので、僕は一足先に帰宅。
台風19号の影響で、R134の一部が崩壊してしまい、一部片側通行規制の為
週末はウチの近所が異常に混むようになってしまったので・・・。


いやあ今朝も楽しかった!
また来週!


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2019年10月26日土曜日

そんな日もあるさ





誰もおら〜ん!!(๑°Д°)・∵.
※諸事情によりマスケンはカウントしてません。

張り切って朝起きてみればこれだよ・・・。
帰り際には晴れて来たけど、あと1時間遅かった・・・。

おまけに今朝は兎に角スリッピー。
まるで去年のVSパイセンの時みたい。

ま、しゃーない。
明日に期待。
ドライブには最適だったが、やっぱりちょっと物足りない。
今朝はそんな日。

因みに明日はマスケンとデスネ申様は欠席。
FUJIで”虎の穴”らしいので。

頑張ってこいよ〜w
そしてそれを箱根某所で!
君は期待の星なのだからw


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2019年10月20日日曜日

湾岸を越えて



朝起きてみると、今朝は真っ白でフルウェット。
こりゃ誰もいないだろうと不貞寝。

後ほど、ウチの組長から連絡があって、どうやらウチから何人かが上がってたみたい。
ま、それは兎も角。

折角下界は良い天気なので、買ったお店までドライブ。
行きも帰りもそれほど混まず、比較的順調なクルージング。
途中、大黒までアルファの4Cとランデブーしてみたり。

で、お店ではちょっとブレーキ関連のご相談。
ただ、随分サーキット色の強いお店なので、そこは取捨選択して。

なんかこういうお店、久しぶりに入った気がする。
いつもは、隙あらば溶接しだすウチの主治医に預けてしまうので。

色々為になりました。

でも、あれね。
あんまり長居するとダメね。
余計なものまで、色々欲しくなっちゃう。
引き返せなくなる前に、今日は退散。

総じて今日は普通の車好きっぽい休日を満喫しました。


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2019年10月6日日曜日

Near 祭り





改めて考えると、S2000という車は実に厄介だ。
スキルに忠実に応えてくれるそのオープンFRは、乗り手にある程度のレベルを求めてしまう反面
適切な入力さえ与えれば馬鹿げた旋回速度と入力以上の満足感を与えてくれる。

・・・敵に回すとこうまで厄介なのか。

2Lで250psという狂気を感じるエンジンと、前後配分50:50のフロントミッドのFR。
しかも乗り手はなんどもタイマン張った銀色の悪党。

かつ、彼のS2000は2.2LのチューンドAP1 。

朝一のファーストコンタクトはどうにか逃げ切れたが、時間を置いたこの2本目の2往復目は
明らかに朝一の1本目とはアクセル開度が違う。
先ほどの2本目の1往復目は僕が後追いだったが、今、先行を務めている2往復目は
その時感じた余裕さえ殆どなくなってしまった。

特にこの2往復目の復路に至っては、かつてのワンマッチメイクのようなインファイトではなく
お互いの得意不得意が露骨に交差するオーソドックスなスタイル。

これは一言で言えば間合いの潰し合いだ。

先回りして相手の得意な部分を潰しプレッシャーを与える事で
自分の得意な部分を伸ばすと共に相手のリズムを崩す。

彼の場合は、コーナーとコーナーのつなぎが重要になる三国から先の下りのタイト区間が有利な部分。
一方ブレーキに不安を抱える僕は、最後の上りの高速区間こそが彼に通用するアドバンテージ。
僕にとっては、無理の効かない下り区間でなるべくタイヤを温存しつつ
最後の高速区間でのスパートにかけるしかなかった。

だが、引き離すつもりが終わってみれば思っていたよりはずっと少ない車間距離でこの一戦を終えた。
これは、実質僕の負けだ。

まだ機種転換訓練中とは言え、やはりヤラれてしまうのは正直腹立たしいw
トータルで言えば、大体2017年当時くらいのペースだろうが、僕とエキシージの限界はもっと上にあるはずだ。
まずはブレーキをどうにかしつつ、MRの挙動を覚えながら次に繋げたい。


そう言えば、今朝はキクチ君が来ていた。
殆どソロで走っていたようだが、それよりもウチの組長やパイセンに拉致されて
仕事なんだか趣味なんだかよくわからない状態になっていた。

ま、これはこれで微笑ましいw
なんにせよ、今回はトラブルが無くて良かった。

因みにウチの組長は”デフの慣らし”と言いつつ、積極的に絡みに来ていた。
それは慣らしではありませんよw

朝焼けさんの所は、僕と悪2000がタイマンを張っている対向側で
複数台のNCとポルシェでびっくりするぐらいピタピタの接近戦を演じていた。
パイセンは”もうお腹いっぱい”と言っていたので、それはそれは楽しいひと時だったのでしょうw
僕もその内混ざりたいw

それにしても、今朝は意外と盛り上がっていた。
祭り・・・とまではいかなかったが、中々に楽しい日曜の朝でした。

いやあ、良い汗掻いたw
やはり週末の箱根とはこうで無くては。

楽しい日曜の朝でした。


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2019年10月5日土曜日

Balance point




今日は誰もいないかな・・・。
暦上は秋とは言え、夏日だしな・・・。

なんて思いつつ上がってみると、やっぱりいるよ箱根のパイセンがw
やっぱりギャンギャン来るんだろうな〜と思い身構えてると、来やしねえ。

・・・あら?

パイセンたらどうしたんだろ?
お腹でも空いてるのかしら?

来たら来たでアレだけど、来なきゃ来ないでアレだ。

どちらにせよ、僕は僕で自分のルーチンを黙々と。
やっぱりアレだ、ブレーキだ。
制動力がどうのこうのと言うよりも、どうも効きが安定しない感じだ。
ちょうど、S2000でZONEのパッドを使ってた頃に似ている。

やっぱり少し温度域下げてみるか・・・。
そんな事を考えながら今朝は終了。

と言うよりも、今朝はなんだか妙に”タイミング”が悪い。
秋だし、観光客の皆様もいよいよシーズンインかしら。
どちらにせよ、こういう時はさっさと引き上げるに限る。

今朝は僕の他にはパイセンとウチの白いTypeSの子のみ。
今週も色んな話で盛り上がる。
アイザワにまつわるあれこれやデスネ申様の過去やらパイセンの放浪記等。

するとパイセンが”明日に備えて走りたい”というので、横に便乗させてもらうことに。

そしたらびっくり、パイセン脳汁ダラダラじゃないですか。
この前一緒に走った時の”アレ?随分踏んでねえ?”と感じたのは間違いじゃなかった。
何よりやっぱり、このNCは僕のS2000によく似てる。
アクセル踏んで曲げていく感じなんかまさにそうだし、追い込んでいくと
フロントから逃げそうなところもそっくり。

ただ、タイヤサイズの違いもあり、僕のSの方がどちらかと言えばオンザレール感覚。
パイセン号はもっと手前の領域でタイヤを流していく。

でも、NC自体は僕のSに似てるけど、本人の走りそのものは
どちらかと言うとウチの悪2000に似ている気がする。
特にステアリングでフロントタイヤのエッジを削っていくあの感じなんか特に。
ウチの銀色の悪党の方が操作が丁寧な気がするが、走らせ方そのものの方向性は似ていると思うな。

それにしてもここまで走るようになると、中間域のトルクがもっと欲しくなりますね。
僕がSで全開で走っても、正直エンジンの”上の伸び”くらいしか違わない気がする。

・・・なんだか、随分厄介な人になってしまいましたねw〜

でも横で乗ってて思ったのが、”楽しさ”と”速さ”と”扱いやすさ”の落とし所が
すごく良いところに来てるんじゃないかなという事。

こりゃ汁出るよw

しょっちゅう因縁つけられる僕としては、もう単純に傍迷惑な車w
ただただ厄介w
現状では、僕のエキシージでは旋回速度を競うような純粋なコーナー勝負では分が悪いな〜

僕もなんか色々考えよう。


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