ナイトロンジャパンさんに預けてから約2週間。
びっくりするぐらい綺麗になって帰ってきた我が相方エキシージの足回り。
やっと帰ってきたっ!
やっぱり綺麗になるととても嬉しい。
早速取り付け・・・といきたいが、先ずは色々計測。
フロントの全長は約15mm伸びている。
これは、今回追加したヘルパースプリングのストローク分だけ伸ばした分。
(そのままだと車高が落ちすぎるので)
リアの全長はそのまま。長さもOH前とおんなじ。左右差もほぼなし。
ただ、スプリングシートの位置が左右でちょっと違っていたのでそこは微調整。
これで先ずはタイヤつけて車高の落ち具合を見て、OH前と同じような車高に調整予定。
その為に先ずは足回りの車体への取り付け。
リアはなんの問題もなく取り付け完了。
インナーフェンダーの取り付け含めても、やり方さえ分かっていれば片側10分くらいでできちゃう。
ただ、(取り付け後の)0G状態でのフェンダーから車軸中心までの距離が
左右で5mm違うのがちょっと気にはなる。
ショック長は左右でほぼ同じで且つ全長が変更できないネジ式の車高調なので
普通に考えれば大体同じような数値になりそうなもんだけど・・・。
まぁ、その5mmに到るまで色々な左右差(公差)が累積されるので仕方ないのかな。
ただ、フロント側の0G状態での数値が左右で割りと綺麗に揃っていたので、ちょっとね。
・・・ロータスだしw
気を取り直して、フロント側。
こちらに関しては、別タンの搭載が一番面倒かと思ってたが、さにあらず。
今回、ナイトロンさんから送られてきたショックには別箱で何やらブラケットが付属してきた。
実はこれ、フロントショック上側の(ボディ側の)取り付けブラケット。
ちょっと厚みが増えて取り付け部分の幅が広がってる、純正とは似て非なるもの。
これは曲げ剛性的には大変有利なので、開梱した時にはテンションが上がったのだが
よく考えれば必然的に”交換作業”が発生してしまう事に。
しかもこのブラケット、ボルトと回り止めのナットで固定されており
おまけにナットが視認できないような位置にあり、交換作業が矢鱈と厄&介。
工具も入りづらいし、本当にこれ生産した人達は普通の人達なの?
手が4本くらいないと大変なんだけど・・・。
ここでも英国への罵詈雑言を吐きながら、それでもなんとか交換に成功。
因みにこの部分の締め付けトルクは25Nm。
これさえクリアできれば、取り付け自体は簡単簡単♫なんて思ってたが
それで許してくれるほど英国人甘くはなかった。
取り付け部分の幅が広がっているのは良い事だが、その伸びた分を埋めるのが
英国人が大好き(?)なスペーサー。
(英国生まれのロータスやナイトロンは何かっつうと、シムやスペーサーが出てくるw)
そもそも、ナイトロンのショックは球面軸受(つまりピロ)をアルミカラーで挟み込んで
ネジで貫通させてナットで固定するやり方。
固定部分の幅が広がればそれを埋めるだけの”何か”が必要だが、せめて長くしたアルミカラー
を付属してくれれば良かったのだが、そこで登場してくるのがアルミのスペーサー。
この、”おかゆライス”のような”スペーサーonスペーサー”の状態で、一体どうやって取りつけろというのか。
何度か試してみたが、それこそ手が二本しかない普通人の僕にはまるで無理。
仕方なく、最終的にはその辺に転がってた液体ガスケットを薄く塗ってどうにか取り付けに成功。
なんだかドッと疲れてしまった。
まぁ、多少の達成感はあるw。
しかし、こういうスペーサーで繋げた場合って剛性的にはどうなんだろう?
例えば、こういう部分はCADシミュレーションにかけても、剛性的には一緒になる。
それは、スペーサーを繋げて一本の棒にしても、境界条件(解析条件)の上では
”一本の棒になる:つまりリジッドになる”から。
静的にはそうかもしれないけれど、実際の動的な条件で見た場合は決してそうではないんだよね。
締結トルクや接触部分の摩擦係数で随分変わってくるはずだけど、”絶対に動かない”って事はないハズなので。
よって、”少なからず動く”って事は剛性的には下がってるはずなのでリジッドの方が余程剛性的には良いはず(組みやすいしw)。
こういうのは、多分部品そのものを2輪4輪含めてユニバーサル化(共通化)することで
コストダウンを図るのが目的なんだろうけど、結局のところ、言うほど安い買い物ではないんだよね、正直。
もしかしたら、コストよりも、細かく仕様変更の幅を持たせる為にユニバーサル化しているのかもしれないけれど
こういう固定部分はそもそもある程度共通化できるので、ここは別途アルミカラーを作っても
値段も仕様の幅も然程変わらない気がする。
こういう商品だもん、仮に1万円くらい値段が上がっても性能が良い方が需要あるでしょ。
・・・組みやすいし。
こんな感じで理路整然と罵詈雑言を英国に向けて吐きつつも、でも、厄介だったのはこの辺くらいで
あとは普通に組むことができました。
とはいえ大分疲れたwので、今回はここまで。
あとはタイヤをつけて下ろしてディフューザーを取り付ければ、ひと段落。
その後は車高の調整。
それはまた来週にでも。
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