Day1
(パイセン語録より借用)
今回は、当初から考えていた”合宿スタイル”を取る事になり、土曜の朝は通常通りの出勤日。
だが、箱根の神様は少々意地悪のようでご覧の通り雲の中・・・というよりもただの雨天。
”集合時間の変更連絡”が届いてないが”多分居るだろ”と思い行ってみると、ご覧の通り綺麗に揃ってる。
因みに僕は今回組長の助手席に帯同する事にした。
普通にならエキシージもS2000も走るけれど、調子の悪い状態であんまり箱根には来たくないので・・・。
(今回は組長にだいぶお世話になりました)
だが、雨は雨、しかも12月の冷たい雨。
そこで、緊急避難先として組長のスイフトにみんなで乗り込む事に。
いつものように、車ネタで延々と盛り上がる。
でも、一番面白かったのは、全員乗車のスイフトで普通に走りながらみんなで
”このコーナーはこんな感じで走ってるよ”とか
”ここ滑るよね”とか
”あ〜、オレこのコーナー苦手なんだ”とか
現地でみんなの”答え合わせ”をやったこと。
これは、色んな意味で有用な試みだったと思う。
”通常業務”に加えても良いかもしれない。
まだ慣れてなかったり走りに悩んでる人にはとても良い企み・・・試みかもしれない。
また、それ以上に”おっさん4人乗車"で普通に走れてしまうスイフトの万能さ。
これには本当びっくりした。
今時の国産自動車で、あの価格でこの性能。
唯一残った日本の良心かもしれないね。
その後、お店が開店したのでみんなで朝食のそばを。
僕はここのそば、特に出汁の効いた甘めのつゆが結構好き。
その後コーヒーも頂き、みんなでストーブ囲んでまったり火を見ながら過ごす事約4時間w
本当にお店の方にはお世話になりました。
気がつけば間も無くキクチ君が到着する時間になりみんなで大観山に移動。
雨の箱根路をそろそろと移動する事に。
道中、悪2000に追っかけられる組長w
逃げるスイフト、追うS2000。
いつの間にか雨は止んでいた。
大観山では2Fのラウンジで車談義の続き。
ここは初めて来たけど、とっても良い場所。
車の雑誌は豊富だし景色も綺麗で、僕らのようなクルマ好きにはたまらない場所。
しかもドリンク飲み放題。
”この車には呼ばれる”とか”これには呼ばれない”とか、雑誌を見ながら尽きることのない車の話。
夢中になって話してると、いつの間にか晴れ間が出て来た。
ピンと来た僕は、カメラを取りにスイフトのいる駐車場に向かう。
思わず笑ってしまった。
キクチ君を加えたメンツで、車の話はさらにヒートアップ。
彼は雑誌やWebの話をただ垂れ流すことは殆どなく、独自の解釈と実際の車の構造から
話を組み立てるので、聞いている僕らはそれだけで為になる。
が、話の中心はなぜか組長の次期愛車選定の話へw。
キクチ君にしては珍しく熱心に"その車"を勧めている。
確かスイフトのアップデートは今年だったと思うのだけれど・・・。
車との縁は色んなパターンがあるとは思うが、”呼ばれてしまった”のなら仕方ないねw
ま、正直な話、今の所は”まだそんなに強い縁ではない”気がするが、ネタとしては面白いw
ので、話は際限なく広げる方向で。
ここでも話は盛り上がったが、気がつけばそろそろ宿に向かわねばならない時間になってしまった。
ホテルについてみると、あたりはすっかり闇の中。
さっさと受付済ませて温泉に入ろうと我らY中組が勇んで入ったのは湯河原温泉ホテル四季彩。
しっかりとした感染対策が好感が持てるホテルだが、僕が痺れたのはホテル全体から滲み出る”昭和感”。
昭和生まれの僕には懐かしささえ感じるこの空気感、泊まる部屋もThe和室。
これに、僕と悪2000のK氏はやられてしまった。
良いよ、良い!
大浴場も想像した通りで、温泉もさらさらとして肌に優しそうな感じがまた素敵。
因みに夕食は”バイキング”。
決して”ビュッフェ”と言わないところがグッとくる。
そしてみんなで囲んだ夕食中、今回参加する最後の漢がやってきた。
NCロードスターに乗るT氏、通称"The パイセン"。
彼の参加を持って今回のメンツは全て終結した。
そして、溺死者への集いへとステージは移ってゆく。
因みに頂いた地域振興クーポンは全てそれに投入した。
話題は先ず僕やキクチ君が撮りためた動画を考察するところから始まった。
みんなそれぞれ”自分の走りの理想像”を持っている筈で、それを実際の映像と比較する事で
次にやる事が決まっていく。
だが、それを分かりやすく言語化するのは意外と大変で、同じ言葉でも解釈が違う事はよくあり
その中でそれを形にしていく事を仕事にしているキクチ君は、車の構造から走りの理論を組み立てるので
話が非常に分かりやすい。
特にエンジニア及びエンジニア気質のランエボのNさんとS2000のKさん、そして僕なんかも
非常に腑に落ちる話だった。
だが、話はなぜか組長の次期愛車の話へと遡る。
そこでもキクチ君は大活躍で、開発スタッフかディーラーの回し者かと思えるくらいの話ぶりで
聞いていた組長は随分その気になってしまった。
ま、これについては推移を見守る事にするw
因みに組長は、それ以外にもマッドマックスのインターセプターが欲しいらしいw
そっちの方が組長っぽい気がするwが、もし実現したなら是非ウィリーしながら箱根某所を駆け抜け
そしてこれでもかってくらい綺麗にコースアウトしてほしい。
だが、この辺でいよいよキクチ君の電池が切れたらしく、お酒についてはザルの彼にしては珍しく
普通の酔っ払いみたいになってしまった。
宴も酣ではございますが、今宵はこの辺で終了とした。
Day2
朝風呂は最高である。
朝食も済ませ、お世話になったホテルを後にし、本懐である箱根某所へと向かう。
今朝は昨日とは打って変わって、綺麗に晴れ散らかしている。
しかも、この時期としては珍しいくらい暖かい。
完全なドライとはいかないだろうが、それでもセミウェットくらいには路面状況は改善しているかもしれない。
期待に胸を膨らませつつ、急いで箱根某所に向かう。
パイセンに追っかけ回される組長w
逃げるスイフト、追うNC。
今朝も箱根は楽しそうだ。
到着してみると、今朝の箱根某所は望外のコンディション。
人も集まり、この時期にしては通常以上に賑やか。
それにしても、この天気。
温泉入って飲み食いしてまた温泉入ってそしてこの天候で箱根某所。
これこそ贅沢の極み。
週末の過ごし方としては最上級。
特にウチの悪2000は生粋のオープンカー乗り。
今朝は朝からニヤニヤしっぱなしのようである。
今日のコンディションでオープンカーは最高でしょ!
しかも温泉上がり。
おっさんの休日としては極上である。
その件のK氏。
僕は初めて彼の帽子を取った姿を見たが、ガワはかなりダンディーである事が判明した。
そのダンディーK氏だけではなく、ティアドロップサングラスがよく似合う偽大門N氏とも今回の旅を通じて
色々知らなかった事が沢山知る事ができた。
僕らは本来山だけの付き合いだったが、それでもこうして色々知る事でますますこの箱根某所を楽しむ事ができそうだ。
まだ年は開けていないが、来年もますますど付き合いを楽しむ事ができそうだ。
こういう機会は、もっと増やしていこうと思う。
で、合宿の結果。
キクチ君が作り上げた組長のスイフトの”懐の深さ”や、組長の運転が”柔らかく”なってきた事。
GC8の復活やS2000のエンジンパワーの復活、ランエボGT-Aのデフなど色々トピックスあったが
今朝に限って言えば、パイセンの(運転の)懐の深さが一番際立って見えた。
望外のコンディションだったとは言え、セミウェットの箱根某所。
しかも日陰はかなりの低温で、とてもベストと言えるコンディションではない中で
あれだけ踏めるのは、車の信頼性以外にも本人のスキルがあってこそ。
正直、スイフトの隣に乗っていた僕でさえ消耗しそうなコンディションで
比較的ウェットに強いFFでもあれだけ踏んでいく組長は流石だとは思う。
だが、今朝はパイセンの運転の巧さが飛び抜けていた。
このコンディションで、しかもFRドライブであの走りはちょっと見ていてイヤになるw
パイセンだけではないけれど、朝焼けレーシングはやっぱりすごい。
ニヤニヤしているパイセンと、リアルに凹む組長の図は面白かったけれどw
次回は僕も車をちゃんと直して参戦したい。
VSパイセンならやっぱりS2000で勝負したいな。
実は今回の旅にはいつもお世話になっているキクチ君への慰労も兼ねていた。
今年は特に、彼を頼ってきたお客さんも増えてきて、自分の車も弄れないくらい忙しい状況になってしまっていた。
そのお客さんの殆どは元はと言えば僕がきっかけになっているので、今回の旅は僕に取っても僥倖だった。
珍しいくらい酔っていたのは、日頃の疲れもあるだろうがやっぱりちゃんと心を許している
付き合いの証拠みたいで、僕は単純に嬉しかった。
VS朝焼けさん、身内同士の骨肉の派閥争いで忙しいY中組だが、たまにはこういうのも、良いね。
それに週末の間、ほぼほぼ箱根で遊んでいたなんて、休日としてはもうこれ以上はない。
キクチ君だけではなくて、みんな昨日今日とずっとニコニコしていた。
それだけ、今回の旅は楽しかった。
箱根で遊び始めて一番楽しかったかも。
今回参加してくれたみなさんには本当に感謝です!
また、幹事をしてくれたNさん、お疲れ様でした。
僕の今年の箱根における活動は(多分)これで終わりですが、また来年も遊んでくれたらこれ幸いです。
いやあ、ほんと楽しい週末でした!
お疲れ様でしたっ!
あっ、キクチ君、来年も色々よろしくね〜w