寒波の所為か、最近、朝が頗る寒い。
もう少し寝ていたい・・・
普段ならもうオフシーズンなのだが、今年はそうはいかないのだ。
そういや、走り初め、か。
延髄まで痛くなるような冷気の中で、我が相方のスタートボタンを押す。
だが、相方はウンともスンとも言いやがらねえ。
またバッテリーですか・・・。
10年以上のシビック時代の中で、バッテリーは一度ぐらいしか交換した覚えは無いんだが
S2000の場合はもう既に複数回。
バッテリーの寿命なんて、”何回充放電を繰り返したか”のハズなんだが
そんなに複雑なんだろうか、S2000の充放電制御は。
ま、この辺は持病と諦めて、さっさと交換。
今回は軽い点検も含めて、主治医のトコへ。
※バッテリーは家で軽く充電しました。
バッテリーと新年の挨拶は無事終了。
だが、行き帰りの道すがら、乗った首都高でつくづく思う。
S2000は疲れる。
元々の状態(非ノーマル)からすれば、頗る乗りやすくはなったのだが、それでも普通の車に比べれば
どこか緊張を強いられる。
常にS2000しか乗らないのであれば、其の内気にならなくなるかもしれないが
今回、僕は帰省の際に、家の車であるスイフトとN箱に乗っていた。
そこで自分の中の感覚がリセットされ、改めてSに乗ってみた感想がコレだ。
万人向けのセッティングと、特定の人間が特定の場所を走る為だけに特化した仕様とでは
違って当然なのだが、それでも最近の純正は良く出来ている、と思う。
本来、車が持っているキャパシティは、基本的にパーツの交換程度では増えたりしない。
元々持っている枠内で、ある部分を削ってある部分を伸ばすのが一般的に”チューニング”と呼ばれる行為だ。
つまり、チューニングは高性能化ではなくて、目的に沿うようにリバランスさせる事だ。
僕の場合、シャシーや足回りに求めたのは”リニアであること”。
”クイック”とは違う話だ。
これは今の時点である程度達成されていると思ってはいるが、ただし、比較的路面状態の良い箱根某所で合わせてある現状では、首都高のように荒れ果てた路面では”リニアであること”
つまりもの凄く極端に言うと”反応の良さ”が、車体を過敏に反応させ、逆に悪さをしてしまう。
結局、”疲れてしまう”。
一方で、純正はある程度ダルに作ってあるので、そこまで気を使わなくても走れてしまう。
この辺の話は、往々にして”不感帯”と”位相遅れ”の話に落ち着くのだが
その辺りの”落としところ”こそが各メーカーの味でありノウハウだったりする訳で
それが一昔前に比べれば、最近の車はその”落としどころ”がもの凄く絶妙だったりする。
最近、それが特に顕著なのがマツダとVWだ。
※標準的な価格帯の車での話。
出来る事なら一度乗ってみる事をお勧めする。
”なんか、もう何もしなくて良くね?”と思ってしまうくらい出来が良い。
僕はノーマル原理主義者ではないのだが、ゴルフGTIあたりなら箱根某所とは言え
何もせずともそれなりの速さは見せるし、快適性は言わずもがな、だ。
昔は弄らないとまともに走らなかったってのもあるが、ここに来て”チューニング”ってなんだろね
とか考えてしまったw、上の方で”リバランス”だって言っておいてなんだけどw
久しぶりの首都高で、僕はそんな事を考えながら走ってました。
ま、そこまでして一生懸命に走って”やっと人並み”になれる箱根某所がおかしいんだけど(笑)
今年も箱根は楽しそうです。
あ、車は無事治りました。

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リバランス。
返信削除そーですねそのとーり。
チューニング=調律とも言うもんね。
自分にとって一番安心して踏めるクルマに仕上げるための調律…楽しいんだなこれが。
おつかれさまです!
削除金も時間もかかるし、ハマると地獄ですけど、楽しいんですよねぇ!