”ふうん。こういうGがダラダラと乗り続けるコーナーだと、僕の相方は有利なんだ。”
復路において、連なる三台を前方に捉えながら僕は3速全開で駆け上がる。
開始直後の上りストレートにおいてどうしてもついてしまう差は、その後の上りながらの
左コーナーと緩いRの右コーナー、そして3速で進入する左で殆ど帳消しに出来る。
この区間は、緩いRの右コーナーが逆バンクになっていたり、その後の左コーナーが
出口にかけてRがキツくなっていたりと、サーキットの様に上品なレイアウトではない。
しかも、この区間は全て上りで構成されている。
Rのように重量級の車や4駆のような駆動方式ではツラい所だろう。
立ち上がりも含めたコーナートータルではまた別の話だが、旋回速度だけで言えば
S2000の切れ味は凄まじい。
こういう、若干悪意の籠る複合コーナーにおいてもそれは同様で、突っ込みの深さや
トラクション性能の高さを活かせば、上り下りのシチュエーションの違いや対戦相手の
車種の違いに関わらず縦横無尽に無双が可能だ。
その後に控える3速で駆け上がるストレート部分も、直前の左→右の旋回速度次第では
決してターボに引けを取らない。
ターボ3台を向こうに回して唯一NAの僕のS2000が上りでもこうまで戦えるのは
結局の所トータルバランスが良いからだ。
F20Cがあって、それを活かせるシャシーと足回りがきちんとセットアップされている。
それは勿論S2000の素性の良さもあるのだが、セットアップしてくれた主治医の力も大きい。
決して緩やかではない勾配が延々と続く復路の区間、マシンパワーが比較的モノを言う
三国峠までのこの区間で、こうも後ろでニヤニヤ出来るのは結局の所、そう言う事だ。
無論、三国峠から先の下り区間で僕のSは他の3台以上に跳ね回る。
一人で走っていると気がつかないが、皆で一緒に走ると色々見えてくるものだ。三国峠までのこの区間で、こうも後ろでニヤニヤ出来るのは結局の所、そう言う事だ。
無論、三国峠から先の下り区間で僕のSは他の3台以上に跳ね回る。
今回は4台だったが、ここにS2000の人も加わればもっと楽しかろう。
見た目ジェントルのくせに大概鬼畜なこの人も、喜んで走るに違いない。
痺れる程楽しかった今朝よりもイカれたこの状況も、”ダメ”の上位種である僕らにとって
愚かしい程愛しい時間なのである。
ホント、今朝は楽しかった!!
満足である!!
・・・しかし懸念点が一点。
油温が・・・油温が・・・油温がぁ!!
箱根某所一往復も保たないとは如何なものか。
これはその内なんとかしないとなあ・・・。
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