2012年10月7日日曜日

AHO



何故か、今日僕のカラダはキレッ切れだった。
それに呼応するかのように加速するウチの娘。

何だこれ。
いつものブレーキングポイントではまるで間に合わない。

ハ?

特に何かを変えた訳じゃない。だが、見える景色がまるで違う。
困惑と恍惚が綯い交ぜになり、メットの中の僕が必死に自戒する。

・・・まるでV-MAXだな。ザカールじゃあるまいし。大体金色じゃないだろう・・・

無論そんなバブルは長続きする訳が無く、3本目であえなくTrans-AMは終わった。
その後は機体とカラダの動きがマッチせず、明らかにオカシな挙動に。
それは特に低速コーナーで顕著だった。

・・・今日はこれまでだな。

いつもの場所に帰投し、今日の走りを反省する。
楽しかったのは事実だが、今日は反省点の方が多い。

10時を過ぎ馬鹿げた時間が終わると箱根某所にも日常が戻る。
そこに見慣れた緑色が飛び込んできた。

G・キクチ氏。





まさか来るとは思ってなかっただけに少しびっくり。
しかも帰る直前。

・・・縁が強いのかもな。

彼と他愛も無い話をしながら、ゆっくりと流れる時間を楽しむ。
超7のMさんもそうだが、彼も僕も20代の頃から殆ど変わってないように思う。
ただ、30を過ぎてから、こういう時間も楽しめるようになった。

最近、友人に”結婚もせず何が楽しくて生きてるの?”と聞かれた。
僕はその時笑ってごまかしたが、これ以上に楽しい事を僕は知らない。

彼女は冗談半分に聞いてきたが、僕は真剣に聞いてみたかった。
これ以上に熱くなれる事が他にあるのか、と。

僕のカラダは無駄な情熱で出来ている。
半分は”走り”、半分は”仕事”だ。

それ以上の何かが出てくれば器を大きくするだけだ。

僕の回りにはそういう馬鹿げた絶滅危惧種が多数存在する。
そして辺りを見回せば走れる環境が揃っている。

自分で造り上げた環境だが、縁や運にも助けられている。
様々なモノを犠牲にしてきたが、引き換えに得たモノも大きいのだ。

そんな事を感じた連休初日。
良い休日でした。


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