つい先日開催されたRally JAPAN。
何がすごいって、日本では決してメジャースポーツとは言えないRallyを
日曜のプライムタイムに力技で流してしまうトヨタの資本力w
MotoGPや8耐は有料なのにね。
僕は、元々はアコードインスパイアやビガーが好きなただのクルマ好きのドレスアップ派だったのだが
ウチの近所に水窪ダムなんていう大分特殊な峠があったおかげで、いつの間にやら
オートファッション(ドレスアップ関係の雑誌)なんかそっちのけでダム通いをする事に。
そして、気がつけば聖地箱根で毎週のようにドンパチングな日々になっていくのです。
そんな僕だが、子供の頃からクルマ好きだったわけではないのです。
免許を取ってからは実車が好きになった(因みに最初に好きになったのはカプチーノ)のだが
それまでは”車と言えばタミヤ”であり、好きな車は”ホットショット”や”マイティフロッグ”だったのです。
当然僕の子供の頃の実車の知識はそこから来ており、Rallyと言えば”ポルシェ959”と”アウディクワトロ”でした。
(あとはプラモデルになってた初代アルシオーネは知ってた)
そんな純粋無垢だった少年が、いつの間にか人の道を踏み外し悪党や外道しかいない
人外の獣道を辿るのだから、人生何が起こるかわかりませんw
まあ、そんな事を思い出しながら見たRally JAPAN。
やっぱり、公道を走るラリーは見てて面白い。
何がすごいって、とても”アンジュレーション”とはお世辞にも言えない世界の酷道を
綺麗に駆け抜けて行くWRCマシンの脚とボディの動き。
脚はせわしなく動いてるのにボディの動きはゆっくりで、そのイメージのギャップは
まるでCGか何かのようで、ちょっと”出来の悪い特撮映像”を見てるような不思議な感覚。
速度が出てれば出てるほどその違和感って大きくて、ちょっと気持ち悪いくらい。
あれ見てるとモーグルスキーヤーの膝と上体の動きを思い出してしまう。
そして、何十メートルもジャンプしてるのに着地一発で車体の動きを鎮める脚回り。
あれ、どうなってんのかね?
ああいうの見てると、Rally carの公道最速論もまぁ分かる気がする。
でも、そのつもりで箱根某所に来ると大分酷い目見るんだけどw
何はともあれ、ラグビーがW杯をきっかけに盛り上がったように
モータースポーツもこれをきっかけに盛り上がって欲しいな。
ただ、惜しむらくは章男さんの登場があと10年早ければもっと違う世の中になっていたのではないかという事。
でも、10年早く登場しても”ボンボン扱い”だけで終わってたのかも。
2000年代の規制緩和時代のようにまで流行って欲しいとは思わないが
でもクルマ好きが欲しがる車がもう少し増えるような世の中になって欲しいと思うこの頃です。