似たような車種が集まっている今朝は、複数のオフ会が開催されるのだろう。
初夏のような気候も相まって、今朝の空気は随分健やかだ。
だが僕や彼のSは、明らかに排圧の掛かった甲高い声を上げている。
そこだけ異質の空気が支配して行く。
思えば今年はこのSの彼(悪党)と縁がある。
シビック時代からの長い付き合いだが、名前を知ったのはつい最近だ。
この彼だけではなく、僕はここで知り合った悪党連中の本名すら殆ど知らない。
僕らの付き合いは長さではなく深さだ。
そして、僕らのようなバカ共が分かり合うには”走る事”が一番だ。
今年二回目の彼(悪党)とのワンマッチメイクは相変わらず脳幹が痺れる。
レーザーエッジな乗り味の初期型S2000で、ストレートスピードではなくコーナースピードで
互いの覇を競い合う。
タイヤ半分程のスペースを残して大胆にインを削って行くその姿。
綺麗な弧を描くそのラインが、必ずしもアウトインアウトではない所に憶わずニヤリとさせられる。
ラインも車も、そしてメンタルも実戦的な彼(悪党)はまさに歴戦の猛者だ。
恐らく僕一人なら、このレベルの走りは出来ないだろう。
誰かと競い合うからこれが維持できるし、その先に行ける。
例えばここを走るのが僕一人だけだったとしたら、只管タイムアタックしか出来ないような
状況だったとしたら、僕はもうとっくに車から降りていただろう。
誰かと競い合えるから楽しいのだ。
それが似たような車種で、電子制御に頼らない純粋な殴り合いなら尚更だ。
こんなに楽しい事はない。
勿論、暗黙の了解やマナー、観光来てる方々に対する配慮を守った上での話だ。
うん、今朝も楽しかった!
出来れば、もう少しSが増えると嬉しいな。
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