2015年4月29日水曜日

Delicate beauty


今朝は拓さんとV魔君が伊豆にツーリング行くと言うので
見送りに。
僕は1198のメンテでバイク屋さんに行かねばならず
今回は辞退。

で、待っても来やしねえ・・・。

ま、僕は通常出勤なのでいつも通りに只管走る事40分程。

ガスだし路面温度も低いしで程々にプラクティス。
やっぱり、コーナーアプローチのリズムが掴めない。

僕は進入時のブレーキングは2段階でかけるのだが
2段階目のブレーキングからの体重移動への移行がどうもうまくいかない。

S2000が抜けなくて、どうしても突っ込み気味になってしまう。


バイクのコーナリングは進入が全てと考える僕にとって、これではデフレスパイラルの渦の中。

そこで意図的な早めのブレーキと、アクセル開け気味で抜けるように意識してみると
ぼちぼち様にはなってきた。
(僕は放っておくとどうしても車のようなブレーキの使い方をしてしまう)

それでもぎこちないのは、僕のカラダがついていってないんだろう。
やっぱり少しプリロード抜かないとダメかな。
※現在はオーリンズの推奨値
この辺は後で試してみよう。

で、約束の時刻から30分経っても来やしねえ。

僕は僕で用事があるので今朝は早めに下山。
すると箱根某所でV魔君とすれ違い、箱根新道では拓さんとすれ違う。

ぅ遅いわぁ!!

約束の時間が迫っていたので、手で挨拶してそのまま僕は一足先に下山。
正直今朝はあまり良い状況では無かったが、一昔前の”乗れている”時の感覚を
思い出してきた事は収穫だ。

低く鋭く狙う、あの感じ。
あとは僕が馴染むだけ。


ふむ、GW初日としては悪くない一日・・・だな。
霧の箱根も幽玄的で良い雰囲気だが、やっぱり晴れが恋しいなあ。


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2015年4月26日日曜日

Satisfying break






今朝は何だか取り締まりが妙に多い。
パトカーもそこら中にいるし救急車もいる、箱根ではあまり見かけない
白バイなんてのもいるではないか。

何だかちょっとイヤな雰囲気を感じながら、箱根某所に行ってみると今朝は混んでるではないか。
気をつけなきゃと思いつつ、的を絞って今朝は走る事に。

今回は交換してもらったデフマウントの効果確認。
街中を流す程度では効果なんて殆ど分かりゃしないが、箱根某所に持ち込むとすぐに体感できた。

トラクションが掛かるようになるとは良く言うが、確かにその通りだった。
ただ、体感の印象のみを論ずるとトラクションが掛かるのは結果論であって
何方かと言えば踏んだ時の足の動きの良さに驚いた。

柔らかくなってると言うか良く動くようになったというか、まるでバネレートを2kgぐらい
落としたような感じだ。

アクセルオンでリアがしなりながら曲がっていくような感じで、踏んでいった時の安心感がまるで違う。
自然、アクセル開度が上がるので、今までなら減速しなくても良かった所でも若干の
減速が必要になってしまった。

こりゃ楽しい。

ただ、今回はリアタイヤの交換も同時に実施してもらったので、効果にはそれも影響しているはず。

いやあ、S2000面白いわあ!!

今週土曜に向けてのタイヤの皮むきと調整(美味しい所まで削る)も無難にこなしたし
今朝のミッションは終了。

でも、先週のR32GT−Rとのバトルが楽しかった事もあり、少々物足りなかったのも事実。
日曜にS2000で上がる時は、あと1時間程度早めに出勤した方が良いかも。


その後、借りてたホイールを返しにMさん宅へ。
借りてた物を返すだけなので、30分もあれば事足りる筈なのに気がつけば都合5時間程車談義。

彼は足回りの専門家なので、最近気になってるピロとブッシュのメリットデメリットを
分かり易く教えてくれた。

純正状態を前提にすると、ブッシュを使うメリットは音や振動以外にも存在し
そしてそれはショックやバネという”上下方向”の力の向きでは”絶対”に出せない領域との事。
言われてみればもの凄く納得出来る話だった。

ただそれはスポーツ走行を前提にすると、メリットにはならない場合があるので結局は適材適所。
最近ではスポーツ車両以外にもピロは以外と純正採用されているらしい。

それと実は僕の相方S2000の車高調は、実は吊るしだった事が判明。
バネだけはMさんが車高と自由長から算出したらしいが、ショックそのものはテインの
出荷状態そのまま。

あれで吊るしか・・・すげえなテイン。

その後Mさんにもう少しだけ車高を落としたいという僕の業の深い願望を相談。
今のままではバンプ側のストローク不足になりそうなので、別の方法をMさんに教えてもらった。
それは別の理由でやろうとしていた事なので、その内試そうと思う。

そんな話で盛り上がってたら、気がつけば夕刻に。
昔、シビックで走ってた頃は皆で昼間集まってナンダカンダ車弄って夜になったら
山に上がるみたいな感じだったが、今日はあの時のあの雰囲気を思い出した。

なんだかもの凄く楽しかったな、今日は。

しかし、そんな事に騙されてはイケナイ。
M兄弟はどちらも超がつく程の”BIG The 外道”。

僕は去年の件を忘れてはいない。
しかもm(弟)はインプレッサからS2000に乗り換えたらしいのだ。

・・・飛んで火にいるなんとやら。
まずはm(弟)から血祭りに上げてやらねばな。
今の僕ならエビス西の高速シケインで差せる。

その後はM(兄)をエビス西の3コーナーで差してやる。

ま、何はともあれw今日はもの凄く充実した一日になりました。


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2015年4月25日土曜日

前後オーリンズの感想



気温15℃、路面温度は人肌程度か。
欲を言えばあと2〜3℃上昇してくれるとありがたいが、最早路面温度に気を使う程ではない。

1198での箱根某所は今年初。
少しひんやりとした空気が心地良い。

ただ、今朝は冬用のツナギで、少しばかり各関節の可動範囲が制限される。
使用頻度が低い所為か、加えてこのツナギは少し堅い。
また、ブーツも新調したTCXで、何より前後の足回りをオーリンズにアップデートしてある。

今日は各部を馴染ませる事が第一義であり、何より僕自身を慣れさせる事が目的だ。

そしてその件のオーリンズ。
バイクでの足回り交換なんて初めてで、というかバイクに関しては殆どすべてが初めてになる
僕にとって、このオーリンズの印象は兎に角”堅い”。

金属の突張り棒を押すような硬質な感じではなく、分厚いタイヤを押しつぶすような。
勿論、まだナラシの段階であるしオーリンズの推奨値のままなので今後印象は変わってゆくだろうとは思う。

それにしても、随分な高荷重設定だなあというのが正直な所だ。
馴染んだとしても、若干プリロードは抜いた方が箱根某所では恐らくベターであろう。

ただ、堅いとは言ってもポンポン跳ねてどうしようもない訳ではなく、収まりは抜群に良い。
細かいギャップの吸収は相当上品に思う。

曲がりに関しては、どっしりしていると言うかかっちりしていると言うか・・・。
前の純正サス(ショーワ製)では少しバタバタしていた所も難なくいなしてくれる。

タイヤのグレードが二つくらい上がった感じだ。
ただしこの辺はムルティが前後オーリンズだったので、何方かと言えば想定の範囲内。

驚いたのがブレーキの効き方。
別にブレーキは何もしていないのだが、前と比べてみても異常に効くようになった。
皮むき前後のタイヤでは効きがまるで違うが、ちょうどそれに似ている。

(恐らく)バネレートが上がっているのでタイヤを路面に押し付ける力も増加し
結果そうなったのだろうと思う。

奥まで突っ込めるようになるのは嬉しいが、今までより短い時間で今までよりも大きな
制動力を発揮させる事になるので、下手を打てばカラダがついていかずリズムが狂ってしまう可能性がある。

この辺はコーナーの組み立てから再考しようと思う。
ただ、どのコーナーでも以前よりも不安無くコーナーにアプローチ出来るので
これは慣れたら相当面白くなる。

僕は一号車の時の事故以来、得意だった右コーナーが逆に不得手になり、事実今朝も
右と左のタイヤのエッジの溶け方が露骨に違う程なのだが、オーリンズによってそれが
少しでも緩和できたら幸いだ。

少なくともそのキッカケにはなってほしい。

今朝は以前との違いを認識する為だけの、その程度の走りだったが、それでも
今日の箱根某所は本当に気持ち良かった。

そう思える程度のは充足した時間だった。

何よりフロントフォークのアウターチューブがブラックに変わった事により
より一層統一感と精悍さが増した我が相方1198に対する満足感。

思わずにやけてしまう(笑)。

バイクは見てるだけでも楽しい。
走ればもっと楽しい。
ただし、ルールとマナーは遵守して、だ。

さて明日はS2000。
早起きしなきゃね。


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2015年4月19日日曜日

人生には余裕が必要だ



午前中だけなら持つかと、箱根某所に向かいはりきって乗った西湘バイパスにて
ポツラポツラと雨粒が・・・。

開始五分で全力帰宅。

・・・いや、まあ、いいんだけど、なんか切ないわ。
オーリンズ試したかったんだが、まあ天候不良なら仕方ない。

一昔前なら”箱根だけ晴れているかも・・・”と強行しただろうが
僕はリスク回避という技を覚えたのです。

実際、箱根だけ晴れてるもしくは雨降ってるなんてしょっちゅう。
だからと言ってリスクオンで行動しても大体8:2で酷い目に遭うw

ま、次を楽しみにしましょう。


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2015年4月18日土曜日

The game has begun




確か3往復目だったと思う、濃いガンメタリックのR32GT−Rがのそりと駐車場から出てきたのは。

それまで僕は、フロントに対して一瞬遅れるような挙動を示すリアのセッティングをどうしようかと考えていた。
つまり6〜7割程度のペースで色々考えながら、何方かと言えば目を慣らすつもりで箱根某所を
楽しんでいた筈だった。

だが、今僕の目の前には先ほどのGT−Rがマフラーから火を噴きながら
箱根某所の往路を駆け上がっている。

ハイブースト仕様なのか、どうも燃調が濃い目らしい。
時折飛んでくる小石は、相手のタイヤがハイグリップで在る事を物語り、かつ挙動を見れば
そのタイヤに合わせてきちんとセットアップされている事が良く分かる。
あれだけフロントヘビーのR32GT−Rで、これだけプッシュできるのはその信頼性の現れだ。

速い。
気を抜けば一瞬で消えてしまいそうだ。

ただ、時折乱れる挙動はやはり”重さ”から来るものだろう。
うまく去なしてはいるが、ベース車体のジオメトリーはどれだけ弄っても”個性”として必ず残る。

そして、ここに至るまで三国峠までのハーフで1往復、フルコースの往路をこなしているのだ。
このフルコースの復路ではその重量がかなり効いてきている筈。
つまり、三国峠までの上り区間で僕がどれだけついていけるかが勝負になる。

下りはS2000、上りはGT−Rに分が在り、上り下りに関わらずコーナーの
進入から真ん中まではS2000、立ち上がりはGT−Rに分がある。

だが、上りにも関わらず立ち上がりでそれほど離れていかないのは、アクセル開度の違いの他に
もしかしたらターボの特性が関係しているかもしれない。
つまりターボラグが大きいのだ。

これだけ情報が揃えば十分だ。

GT−Rとの差はコーナー一つ分。
この為に僕は、都合3本先頭を走り突っ込み重視のペースを作ったのだ。

僕は三国峠から先の下り区間で勝負をかけるべく、我が愛機S2000をダウンヒルに放り込んだ。

最初のストレートが短い中速コーナーで足がかりを作り、勾配がキツくなるその後の下り区間で
僕はGT−Rを追いかけ始めた。

コーナー一つ分の差は瞬く間に溶けて消え、事態は完全なドッグファイトの様相を呈していた。
ストレートらしいストレートが無いこの下り区間では、ブレーキングが強力な武器になる。
ここではRB26のパワーも存分には活かせない。

これが楽しくない訳が無い。
仕事上のトラブルも腹の立つ事もこの時ばかりは頭から完全に消える。

僕はフロアを踏み抜かんばかりにアクセル踏んでいた。
きっと顔は笑顔で満ちあふれていた事だろう。

僕の狙い通り、ここでは乱戦になった。
この先が上り区間で、明らかに不利になる僕はその前の時点でこの状態に持ち込みたかった。
そうすれば上りながらの左の高速コーナーを起点に、RのパワーにSの足回りで勝負できる。

そして事態はその通りに進行し僕の初戦は終わった。

その後Rのオーナーさんと車談義。
この方とは初対面だが常連さんで良く見かけていたので予想はしていたが、やはりというか”本気組”だった。

だが、もし良く見かけていなかったとしても僕はこの人の本気さ加減と速さはすぐに理解できたと思う。

彼もそうだが、車同士で意思の疎通が出来る人は殆ど例外無く速い。
何度かペースダウンを余儀なくされた時でも此方の意思を瞬時に理解してくれるので
安心して絡む事が出来る。

そして10km前後のこのコースで、恐らくラップタイムにすれば1秒も違わない
人と本気で無差別級のバトルが出来る。

これほど熱くなれる事が他に在るだろうか。
勿論暗黙の了解やルールとマナーを守った上での話だ。

今から10年程前、まだ”流行っていた”時期ですら本気組のGT−Rとバトルする事は殆ど無かったが
雰囲気のあるGT−Rと勝負できた今朝は本当に楽しかった。

気分は上々、初戦としては最高だ。
キクチ君のインプレッサも仕上げは上々のようで、こちらも楽しみだ。

今年はいつも以上に楽しくなりそうな、そんな予感がする。


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