”今年は冷夏だ”等とヌカした奴にパロスペシャルをかけたくなる程
晴れてくれやがった今朝。
いつもなら”出勤”するところだが、今日は用事があり要在宅。
そこで、前から試そうと思っていたステップの位置調整。
僕の相方にはAERAのライディングステップ(8段調整)をつけている。
ステップ位置は一番前+一番上。
正直以前から窮屈に感じていたのだが、”乗り易いセッティング”というものを
そもそも知らない僕は、こんなもんか?と思って乗っていた。
”その内良くなるんじゃないだろうか?”との淡い期待を抱きながら。
だがそんな悦びに目覚める事も無く現在に至り、流石に色々試す事に。
まずはもう少し低くしようと、高さだけ変えることにした。
ステップ位置は一番前+一番下。
位置は六画レンチ一本で簡単に変更できた。
ただ、カタログに書いてあるような”カチカチ”と気持ち良く調整できる訳ではなく
なんだかボンヤリ引っかかる程度。
ほぼ無段階調整。
で、ここまでは良かったのだが、ステップ自体も回ってしまう為ステップの向きも
調整しなくてはならない。
が、ステップ固定用のナットがまたイヤらしい。
写真にある通り、ステップの中にある上にザグリ径がギリギリ。
オマケに根元が大きなR形状になっており、工具が入らない。
途方に暮れる程繊細ではない僕は手持ちの工具で色々試す事に。
普段ならこういう工具の使い方はしないがまあ仕方ない。
薄口のコマ(10mm)+ラチェットセットのHEX+コンビレンチ。
まるでサーティワンの3段重ね。
コレで良いのか?と何故か釈然としない気持ちで調整作業を進める。
これ、ナットじゃなくてキャップボルト使えばそれこそ六角レンチ一本で済むのに・・・。
実際、調整作業は無事完了。
しかし、僕ならこんな設計はまずしない。
僕はどんな製品でもまずは”コンセプト”を決める。
そしてそれに従い”優先順位”を決めてゆく。
実際に形状を決めるのはその後だ。
どんな製品でも部品でも要求仕様が全て”その通り”罷り通る設計など有り得ない。
コストやスペック、重量や剛性、強度、寿命と言った複数の要求に対して
折り合いを付けなくてはならない。
簡単に言えば、複合的な要求の中で”落とし所”を決めるのが設計だ。
それを具現化して初めてモノになる。
だが、その優先順位の中で一際御座成りにされがちなのが”整備性”だ。
大体は工具が入る事だけ確認される程度で、実際に”整備のし易さ”はそれほど重要視されない。
ただ、工場で組み立てられる際にタクトタイムが著しく落ちてはコストが上がるので
量産前に確認はするはずだが、実際の整備の現場でどうかなんて確認はそうそうしない。
少なくとも設計者がディーラーや整備士の元を訪ねて整備性の向上に努めるなんてことは
僕はあまり聞いた事がない。
それよりも”燃費”や”コスト”の方が余程重要視されるからだ。
しかもそれらの要求は年々厳しくなり、もう多少の整備性を犠牲にしても
”そちら”を優先するのが常態化している。
僕が研究しているのはロボットで、設計から製図、試作や組み立て、実験に至るまで
全て自分でやるので、結局は自分の設計は自分で責任を取る事になるがそれでも
整備性はそれなりに考える。
余程の事が無い限り、特殊な工具や使い方はしない。
正直このステップについても、もう少し内側の形状を工夫すれば別にナットでも
きちんと工具は使えるようにできるはず。
”その辺”が”エンジニアの良心”だと思うんだが・・・。
ま、色んな考え方があるから僕の考えが正しいとは思わないけどね。
立ち位置の違いでも設計は変わるから。
今日はそんな事考えながら一日整備の日でした。
それにしても、”今年は冷夏だ”なんて
誰が言ったんだ!!
後でちょっと話がある。
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