Tokyo discovery

今日分かった事が二つある。

ひとつ、ツーリングは寒くて辛い方が良い思い出だという事。
そしてもうひとつ。
刑事はドラマで見たのと思いの外似通っているという事だ。

まるでスポンジに水が沁み込むように、冷気が身体を撫でる今朝の空。
これだ、これでこそ冬。
澄んだ青が気持ち良い。

こんな日は、我が相方とデートしなくては。

今日は一度行ってみたかったゲートブリッジに行ってみよう。
こんな空なら、きっと灰色も映える。

だが、私には重大な欠陥がある。
そう、方向音痴だ。

中途半端に分かりにくいゲートブリッジへのアクセスで、それが発動しない訳がない。
案の定何度か迷った京浜島で出会った二人組。

それが品川の刑事である事は、若い方が示した警察手帳と不安を抱かせないようにと
意図的に訓練されたと思われる笑顔で分かった。

どうやら、盗犯専門の三課の刑事らしい。
手帳の見せ方と新米と古参の古株をペアにしてるのは面白いくらいドラマと一緒だ。
ただ、スーツの下に着込んだベストが防弾か防刃か、襟元の金バッジの”MIU”が何なのか
までは分からなかった。

彼らが言うには、最近バイクの盗難が多く、捜査中なのだそうだ。
しかし、免許とナンバーの照合が今時手動か。
ハイテクそうなふりして、実はローテクなのは医療業界と一緒だ。

確認までかかったのは5分程度。
免許のICに車両情報入れて、手元の携帯端末か乗ってきたFUGAの端末で見れるよう
にしとけば30秒で終わるのに。

しかし、FUGAか。
西部署と同じようにスポンサーは日産なのか？
新米の身なりや古参の刑事の雰囲気からすると太陽に吠えろか特捜最前線だが。

トータルで10分程度拘束された訳だが、まあ正直あまり良い気はしなかった。
色々推察するのは楽しかったが。

まあ、面白い経験でした。
しかし、そんなに怪しかったのだろうか、ワタクシw

因にゲートブリッジは、目的が明確な構造なので見ていて面白かった、メカ屋としてね。